マフェトン理論

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ケガのことは焦らず、前向きにいろいろ考えてみよう
と気持ち新たに臨もうとしたら、痛みが徐々に減ってきた

得てしてありがちな状況ではある気もする
しょせん、すべてはタイミングなのだろうが、メンタル面がケガに影響を及ぼす、
といったこともあるのかな?とも考えてしまう。 しかし、まだ完治したわけではないので、しばらくは様子見に徹するつもり。

なによりも、再び痛みが増す、という結果は避けたい
ということで、ロクに走れない間、どうしたものかと考えた。

 ケガでの長期離脱は、ままならない状況を生み出すだけなので、
できる限り、ケガをしない。

 反面、ケガを恐れてのんびりと長くゆるくやっていく、
ということにも違和感はある。
(”ゆるい”のは得意分野ではあるけれど

時代のせいばかりでもないだろうが、ボクの世代はスポーツにおける成功の要素として
根性に裏打ちされた精神の強さというのが、大きな割合を占めていたと思う。

そのような背景と浅薄な人間性が混ざり合って、苦しんでこその結果、
という意識が根底にある。
正直、遠回りだな、と思うようなことも、その過程を経ないと何やら不安な
気持ちになったりもする。
忍耐や我慢が美徳とされているのだ。因果な性格である

そうはいっても、面倒くさがりだから、何とか楽に速くなる方法はないかな?
と探してみたりもする。
そして、楽かどうかはわからないけれど、指針となりそうな方法は見つけた。

マフェトン理論

まあ、ご存知の方は今更‥というくらいポピュラーな理論だと思う。
なにせ90年代にトライアスロンの世界でもてはやされた(っぽい)
理論なので。

詳しい説明は、”マフェトン理論”でググれはたくさん出てくる。
脂肪を燃やすカラダを身につけるために‥
 「180-年齢」の心拍数を上限とする運動を基本とする。
というか、それ以外はやらなくてもよろしい‥らしい
 食事にも配慮する。「炭水化物40:脂質30:タンパク質30」
のバランスを心がける。

ということだそう。
ちゃんと本を読んだから、大きくは間違っていないはず。
食事は奥が深そうなので、これから考えるとして‥。

「180-年齢」を上限とする運動、というのはエアロビック運動といって、
最も効率的に脂肪を燃焼することのできる運動強度らしい。
これ以上になると”アネロビック運動”というものになる。
アネロビック運動は、糖質を燃焼させるので持続力に限界がある。

以上のような考え方は理解できる。
だけど、180-年齢の心拍数となると、ボクの場合”133
その心拍数であればジョギングペースだ。
本当にそれだけでいいのかな?と不安になる

マフェトン理論によると、このペースで継続してトレーニングすることにより、
133拍でより速いペースで走ることができるようになるらしい。

先に言ったように、栄光は苦しさの向こう側的な考え方にとらわれている
ボクの場合、この理論はなかなか信じがたい。
133拍でのタイムが上がったとしても、より以上の速さで走るフルマラソンや、
トレランにおける登りなど、ジョギングベースをはるかに超える心肺能力
必要とする場合には対処できるのかな?という疑問もある。
(もちろんその時はアネロビック運動となる。ただアネロビック運動を行う機会は
少ない方がよい)

ちなみにマフェトン理論を実践したトライアスリートには伝説的な強さを持った
選手もいるそうだ(トライアスロンには疎いのだが、すごい人らしい)

いろいろ疑問はあるのだけれど、この強度での運動がカラダに及ぼす影響は
確かに少ないと思われる。
どうせ、ヒザの具合は良くないし、しばらく大会もない。
であれば、だまされたと思って、続けてみようかな。
なによりも、あまり苦しくないのが自分としては好都合