あるイベント~その②

 展望
事前の情報によると距離は23K、累積標高差は1800m。
トレランレースでいえば短距離のカテゴリーに属するだろう。

ボクの基準でいえば努めて出ないタイプのイベント
こういったタイプのイベントは一般的に心肺機能が高く、
脚力の強いランナーが強いという認識である。
そして、それは年齢の若い方に多い。

今回参加されている方々も、たいていボクより若く、元気もよい
なので、順位は望むべくもない。
おまけにマークもほとんどない種類のレースのため、ロスト必至
このイベントを主催してくれたチームや参加されている方々に迷惑をかけないよう
無事に帰ってくることが最低限の使命となるだろう。

 内容
結果がどうなろうが、最初からダラダラ走るのも嫌なので
それなりに頑張る

最初のうちは、先行されたランナーさんについていくが、
CP1を迎える手前で先頭になってしまい、踏み後の少ないトレイルを、
迷いながら登っていく。
そして最初のピークにたどり着いたころには後続ウェーブの数名に
飲み込まれる。やっぱ速いな~。

尾根沿いを進むうちに、岩場に到着。片側は切り立った崖。
もし滑ったら‥
とにかく慎重に恐る恐ると進む。
IMG_2293

(写真のところをよじ登ったわけではありません。念のため)

さらに進むと今回唯一のエイド
水分を補給して先を急ぐ。これまた急登のガレ場をよじ登っていくと、
スタッフさんに声をかけられる。
コースから外れているとのこと‥

ここでスケベ心で残していた順位への執着を捨て、元来た道を戻る。
すると、別のランナーさんが登ってきた。やはりロスト組。
しかし彼らは、そのまま迷った道を突き進み、崖のような岩場をよじ登って
次のチェックポイントに向かって行った
したがってボクも、そのワイルドすぎるコースをたどろうとしたのだが、
崖をよじ登るスキルもないし、雨でぬれた岩場は滑るし、
身の危険を感じて、あきらめることにする

その後、しばらく右往左往しながら別の登り口を見つけ、
まあそこもかなりの岩場だったのだが(少なくとも滑落の心配はない)、
何とか登ってみると、チェックポイントの裏側についた

個人的には完全にコースから逸脱してしまったため、完走も順位も関係なくなったが、
無事にたどり着けて良かった