2011おんたけウルトラトレイル100K~その3

2011おんたけウルトラトレイル100K~さらに続き

 第二関門~第三関門

とにかく、同じようなところばっかり走っている感じで、よく覚えていないのであるけれど、
とにかく頑張って登っていった。
さすがにここまで来ると抜かれることも少なくなり(それでも抜かれたけれど
あんまし人とも会わない。
ただ女性部門で2位になった方とちょいちょい顔を会わせた。第二関門で女性2位であると
彼女が告げられたときにたまたま居合わせてわかったわけで、すごい人だな~と思った。
実際にすごい人ではあるのだけれど、すごいな~と思ってしまったところが僕の心の弱さを
刺激する。
つまり、彼女は下りは快調に飛ばしているのだが、さすがに疲れているようで、登りでは
少し歩きを混ぜている。僕は最早、上り下りともにグダグダなのだが、それでも走る。
すると、なにげに抜きつ抜かれつという展開になる。せっかく抜かしても、とても突き放す余力は
なく、その展開が嫌で、つかず離れず彼女の後ろを歩く、という言い訳のチャンピオン
走る前、目標は12時間台だった。14時間以内が同レース100マイルの参加条件だから、せめて
それくらいまでには‥と考えていた。
歩きながら、こりゃ無理かな?などと考え、キロ11分くらいかかったときはこのペースで
行ったら、あと何時間かかるのだろうと計算してみたり、でも疲れきった頭で考えても結局よくわからない
そんなこんなを2~3Kやっていたが、歩いていてもたいした休養にはならない。やっぱり走ろうと
走ってみたりする。
下りも、あきれるほど遅いが一応走る。あきれるほど遅いので意識的にストライドを伸ばそうとする。
まだこの頃はそれだけの元気が残っていた。
だけど、この下りがまたあきれるほど長い。下りで歩くなどもってのほかっ
と思いつつも苦しい~
UTMBのDVDで横山さんが「何がなんだかわかんない」というようなことをおっしゃっていたが、今ならわかるような気がする。僕もわけわかんなくなっていた。次元は違うけれど。
ただ早くエイド~と思っていたら第三関門到着。
ソーメンとプチトマトがあった。でも、ソーメンを食べる元気なし。トマトだけ2つほど頂く。
天然エイドがあり、水がジャブジャブ出ていたので、頭からかぶったり、足を冷やしたりして次のステージへ⇒