京都半周トレイルラン~その2~

前日に引き続き、京都半周トレイルラン

 チェックポイント~京見峠
大原を走り、静原へ、横高山辺りで置き去りにされた
ランナーさんにはチェックポイント前のコンビニで追いつき、
その後もつかず離れずで道しるべにしていたが、
静原で見通しの悪い道路が続き見失う。
ついでに曲がり角を間違えて道に迷う。
5分くらいうろうろして復帰し、薬王坂~鞍馬へ。
スポーツドリンク1本購入。
鞍馬のロードが長く苦しい~
ここら辺りから、疲労が濃くなり始め、妖しい空気が

夜泣峠での登りはペースダウン、確かここらでも道を間違える。
トレイルが続いているほうへ自然と下っていく。
うん?だけどメモ帳には登るって‥。くもの巣に引っかかる。
これはおかしい?元来た道に戻る。答えは、前日からの雨のせいか
道をふさぐように横倒しになった倒木で、本来のコースが見えませんでした。
そんなこんなで更に体力を奪われる。

ヘロヘロになりながら山幸橋へ、ここで何本かの沢・丸木橋を渡る。
沢ではザブンザブン水をかぶる
沢でランチをしていたハイカーの方々はさぞや奇妙に写ったことでしょう。
しかし、ここらでついにエネルギー切れ。もともと少ししか持たないジェルを、
口に合わないからとあまり食さず、当然の結果を迎えました。
もともと遅いペースが更に下がります。
後ろから、いつの間にか抜かしていたランナーさんたちが来ても道を譲る
気力しかなし。すでにこのときは水もありませんでした。
よたよたと氷室の里へ、しかしここには自販機はなし
平坦な舗装路も走れないほど消耗し、とぼとぼ歩きます。
ゴールまで20K近く距離を残し、ここから歩いたらどれくらいかかるのだろう?と
考えながら上り坂になった舗装路を歩きます。
上野原のいや~な感じが思い出されます。

京見峠の分岐につくも自販機見当たらず、京見茶屋まで行くと自販機~
こはちゃんと休もうと10分くらい休みました。
スポーツドリンク1、水2、デカビタ(みたいなの)1を飲んだり携帯したり。
あと、峠1つ越えなければいけないので、ボトルのほかに手にも水を持つことに。
手にはメモ帳、フラスコ、ペットボトルという大所帯

 京見峠~ゴール
京見峠から少し登ると走りやすいトレイルへ、走り始めると、あら不思議。
足が動く。走れる。しかも結構快調に走れる
今までなかったこの感覚、先ほどのデカビタがよかったのか?
小休止がよかったのか?
歩いているランナーさんを一人パスし、快調に走る。京見峠までで、
大きなのぼりは終わり、下り基調だったのも幸いする。
標識のたびにいったん止まってコースを確認するため、
多少のタイムロスはあるがそれでも走る。
沢池を越えて、高雄へ、時間を見ると、このまま行けばギリギリ
10時間切れそう。

川沿いをいくつか橋を越える。分単位で残りの距離とサブ10との
バランスを考え始める。
んが猿橋を越えたところで痛恨のコースミス。
次に渡る橋が見当たらず、あせる。右往左往
したあげく、最後は泳いででも~っ!と思っていたら橋見つかる。

このままではまずい~っ、とばかりに少しでも飛ばす。
清滝川はもともと水量が多いのか、アクティビティが盛んらしく、
当日もラフティングをやっている人が多くいた。こんな暑い日なのだから
僕たちみたいに山中を走るよりも、彼らのほうがまともだと思う。
ゴールしたらまず川に飛び込もうと考えつつ先を急ぐ。

あと1Kくらいでゴール、このまま行けば間に合うかも?
っと思いきや、上り坂
最初のうちは走るも、心が折れて歩く。もはやここまで‥。
と思っていたら、目印のトンネルが。トンネルを越えると
保津峡。ここからの下りは走る走る。
ゴ~~~ル 。

タイムは9:50。13位でした。
あいにく川に下りる道はなかったらしく、水浴びはかなわず。
コーラほか数本のジュースを飲みながら、しばらくまったり。
駅前に半裸で横たわる10数名の男子と1,2名の女子。
暗闇の神社に集うランナーと同じくらい妖しい集団だったと思います
ゴール後、しばらくいましたが入ってくるランナーはあまりおらず、
完走率は低かったのでは?
少しの成功、たくさんの失敗をしながらも、そして苦しい思いをしながらも、
終わってみれば楽しいレース
来年も出ようかな~と。