自分の基本方針として、ロング系のレースを主戦場とし、
ショート・ミドルレースは敬遠もしくは回避する、と決めています。
何のことはなく、ショート・ミドルになると自然、スピード勝負となり、
心拍的に追い込むのが、ど～しても嫌な自分としては、立ち向かうのではなく
逃げの一手を打つ、というのが本音です
。苦手なものから逃げていては成長はないというのは重々承知ですが、
気の赴くままに、そこそこ頑張る、というのも遊びには必要なわけで、
強くなるために”遊び”などと妄言をしていてよいのかという、これまた
父性的な部分からの叱咤もありつつ、でも避けると‥
。まあ、それでも忍野に関しては、昨年の印象が、コースや雰囲気が非常に良い大会で
あったということと、それはランナーズの100選にも選ばれていることなどから、
世間的な証明もあり、結局、気持ちの良いものは再び味わいたいという想いから
エントリーしたのでした。
ところが、予報は雨
。これまで参加したレースで雨は一度もなく、僕としても心穏やかではありません。スタート直後の高座山の登りなどは
雨が降ったら、絶対登れません
。杓子山後の激下りで雨なんぞ降ったら半遭難です
。受付10分前くらいに会場につくと、雨は降っていませんでした。ホッ
。受付を済ませ、いそいそと出店ブースへ‥。しばしinov8の赤タロンとにらめっこ。
欲しいのは山々であるのですが、自宅ゲタ箱のキャパシティーを越えつつある現状、
あきらめるしかないようです
。支度を済ませ、スタートラインへ。
今回はエイドの充実ぶりを考え、TNFのウェストポーチを装着。
ボトルとワンセコンド3本分のフラスクで臨みます。
あとSTYで転んだ際の右手の打ち身が完治しておらず痛みが残っているため、
s-labの手袋を装着。
スタートスタート直後は皆とばします。僕は走行距離（32K）から今回の心拍ペースを
フルマラソンペースマイナス5～2くらいを考え、それ以上上がらないように、
何度もガーミンを確認します。それでも周りが速く、つられ気味
。どんどん抜かれました。
子の神まで携行するはずだった高低図を忘れてしまい、覚えているのは最高標高である
子の神の1645mだけ
。逆にそこまで我慢すれば、あとは昨年の記憶だけで何とかなると思い、とにかく登ります。
STYの時に自分のペースで登った時の感覚が残っており、今回も周りに
惑わされないよう、イーブンペースで登ります。すると意外にも周りについていくことが
でき、時としてぬかすことも
。お～成長する自分
。いつもだったら、前半の登りで体力の大半を消耗するパターンなのですが、
今回は比較的余力を残して子の神に到着。
笹尾根公園まで下りはいつものごとく、順調に。激下りの箇所だけは恐る恐ると下ります。
そんな状況の中、すごい勢いで激下りを激下っている人がいました。
すごいな～と思って道を譲ったら、しばらくして、滑落しかかっています。
怖い‥
。二十曲峠のあたりからミドルの選手と合流し始めます。パスするにも
中々時間がかかります。気を遣わせてしまってすみません。
さらに雨粒も時折感じられるようになりました。
笹尾根公園あたりまで来ると本降りに。
ゴールまで笹尾根公園からあぜ道をしばらく走り、立ノ塚峠までの登りまで来ると、
ガシャ降りに‥
。この林道を去年は歩いてしまいましたが、今年は（できるだけ）歩かないように、頑張ります
。峠からの下りは、もはやグッチャングッチャン
。登りはすべる、下りはもっと滑る。トレイルへの影響って？と少し心配しながらも
結局グチャグチャ走ります。ただ転ばないようにだけ気を付けます。
脚の泥は仕方がないとしても、ここで転んだら‥きっとすごいことに‥。
幸い、転倒することもなく無事下山し、あぜ道を3Kほど走ってゴール
。タイムは4：06。
ゴール後昨年は04：21（ウェーブスタート後半組）。
自分としては4：00は切れると思っていたので、この結果は残念。
雨のトレイルが多少は影響したにしても、それほどまずいレース展開でもなく、
それだけに、あ～これが実力‥
と思わずにいられません。結局、お主まだまだじゃの～、ということ。
トン汁？けんちん汁？をごちそうになり、水道で泥だらけのシューズを洗い、
そうこうしているうちに一気に寒さが増してきたので、そそくさと着替えて
温泉へ。途中でATCさんに寄り、ニューハレ本を購入。その後無事に帰宅しました。
今回も雨の中、スタッフ・自衛隊の方々、さらには沿道の応援など、昨年と変わらず
暖かいおもてなしやら応援やらがなんともありがたく、また100選に選ばれてね
、と願うのでありました。
その他今回シューズはTNFのHAYASAを使用。シューズには問題はないのでしょうが、
下りで爪を痛めてしまいました。レース後、爪を確認したら変色しています
。先のSTYを合わせ左右の親指、人差し指がご臨終
。これってなんとかなる問題なのだろうか？
ちょっとばかり由々しき問題です。
