静岡市には市の中心部にある浅間神社から南アルプスまでほぼトレイルのみで行ける、
通称”トランス静岡”なるものがあります。
静岡市にあるスポーツショップアラジンのトレラン部主催の”トランス静岡”に参加しました。
静岡市の山奥梅が島から、浅間神社手前の約50Kのロングレースです。
※アラジントレラン部とは
監督⇒村越真先生（UTMF実行委員）
主将⇒望月将吾さん（UTMF4位）
部員⇒大石由美子さん（2011ハセツネ女子王者）
その他、速い人多数、というおそろしい部です
。集合場所の静岡駅は雨
。梅が島までバス移動。到着しても雨
。結果的にゴールまで雨
という、素晴らしい悪コンディション
。しかし、それも含めてトレランであるからして、これも経験。
スタート雨なので記念撮影後、そそくさとスタート。
今日の恰好は‥
上⇒アクティブシェル（初使用
）ランシャツ、ファイントラック、アームカバー、指なし手袋（骨折手保護）
下⇒ランパン（後々、失敗したことに気づく）
シューズ⇒HAYASA（これも失敗だったかも）
ザック⇒マティアスザック（キリアンザック12Lのことです。念のため）
食料⇒ジェル7～8本分、ベスパ3つ、ハイドレ1.5L、ポカリ1本
しばらく登り。相変わらず上りに弱い自分
。総勢20名ほどのこじんまり大会なので、地図は事前にいただいたが、
僕としては最後の賤機山以外はじめて走るところなので、基本、道は
わからない
。他力本願で前についていきたいが、速い人たちは、すぐに視界から消えて
しまったので、前の人のトレイル踏み後を探しながら先に進む。
ロスト序盤でさっそくトラブル発生。
本来気づくべき左折の標識を見落としてしまった。下ばかり見てたからかな。
未熟者でした‥
。いいかげん山を下ってしまう。あまりの下りにおかしい？と気づくも
コースに復帰するのに40～50分を要す。
幸か不幸か、もう一人間違えてくれた人がいたので、戻れてよかった。
復活後この時点で心ポリンキー‥。
その後、ぬかるんだトレイルに足を取られ何度か滑って泥だらけ‥。
これで完全に心ポッキー
。ペース落ちる、心拍下がる。でも走って進もうと、できるだけ走る。
真富士まで一本道のトレイルは比較的順調に進む。途中シカ
とか出てきてビビる。青笹山というところはよく名づけたもので、本当に笹が密集している。
しかも自分の背丈以上の笹がトレイルを覆っている。
したがってそこに道があるとは全然わからない。
事前に印をつけておいてくれたので、それを目標に笹をかき分けて進む。
（おかげで道に迷わず済みました
。助かりました。）完全に探検隊気分。
中間地点の真富士に到着。村越先生よりエイドの補充を受ける。
再び迷う真富士出発後、慎重に地図を見ながら進むのだが、いかんせん道がわからないので
地図からすべてを知るのは無理。
地図ではこの地名の標識は行っちゃダメって書いてあるな～。
だけど、これしか道はないし‥ウロウロ。
進んでいくうちに、あれ～道がなくなっちゃった‥ウロウロ。
そんなこんなで20～30くらいロスする
。ゴールなんとか明るいうちにはゴールしたいと思い先を急ぐ。
途中の竜爪山でエイド、鯨ヶ池では私設エイド。
こんな雨の中、ありがとうございました。私設エイドのいなりずし
おいしゅうございました。おまけにコース無知の自分に賤機山の入口まで
案内いただきました。この場を借りて独り言に近い感謝を申し上げます。
本当にありがとう。
何度かのコースロストで心折れながらもペースだけはそれほど落ちることなく、ゴール。
雨も降っていたし、かなりの疲労度。
ゴール下に温泉施設があったので、お風呂に入ってさっぱり。
トレランにおいては、さまざまなトラブルがあるわけで、それらのいくつかを、
こうしたレースにおいてソフトに体験できたことは、とても意味のあった事だと
思われ、今回の参加は大成功
。そして、レースに携わるスタッフのご苦労と感謝の念が心に染みた今回でした。
本当、こういう方たちあってのレースであり、のほほんと参加してぐったり帰る自分が
ふがいない‥。ゴール後、せめて各エイドの方々にお礼の一つも言えればよかったのでしょうが、
もはや家に帰るのが精一杯
。ごめんなさいね。その他もろもろ上半身⇒アクティブシェルはかなり快適。序盤以外ではほぼ、不快さは感じなかった。
ただ、これのみで氷点下の環境は注意が必要。走り続けられる体力がある人なら
いざ知らず、動きが鈍ったらすぐ冷えるのではないかな。そこら辺はインナーで工夫する必要がある。
下半身⇒ランパンのみで走るも、笹をかき分け、お茶畑を進んでいくうちに、脚が傷だらけ
。いろいろ染みて痛い‥。
HAYASA⇒この雨ではどれも同じかもしれないが、ま～よく滑る。もう少しスパイクの深いinov8
みたいなシューズがいいのかな？
マティアスザック⇒ベスト型は基本嫌いではなく、スタイル的にはかなり好ましい
。僕はこういったすっきりとシンプルな設計思想は好きである。
しかし、肩だけで荷物を支えるせいか、翌日の肩の筋肉痛がひどい‥。これまで経験なかった。
ネイサンKURAも、STYでのサロモンのVESTなどのベスト型では、こういったことはなかったのだけれど‥。
モンブランに向けてちょっと考える。
