UTMB2012② ~レース当日スタートまで

レース朝
31日レース当日朝、起きたら雨ザンザン
朝食は炭水化物のパンのみ。チーズ、ハムの類は前日から食さず。
この日は野菜もとりません(繊維質が腸内に残り、発酵、腹痛の原因になる)。
朝食後は、ベッドの上でゴロゴロ。
そのうちにCCCのスタート時間が迫る。
大会側からのメールによりCCCのコースが悪天候のため
一部変更となったことを知る。

UTMBもCCCとほぼコースを同一にする。
加えてこの雨‥。いったいどうなるんでしょう

そうこうするうちに再び大会側からメール。
コース、距離が大幅に変更されたことを知る。
予想されていたことではあるが、かなりがっかり。
これまでの準備や、それなりの覚悟、機会の希少さから考えるに、
これが現実であっていいのか~と思うも、UTMB2010の例も
あることだし(悪天候のため途中で中止、CCCのコースで再スタート)、
大会側も苦渋の決断であるに違いない。

加えて、ツイッターやFBから伝わるTDSクールマイヨールから時計回りで
シャモニーまでを走るレース)におけるレース状況はかなり過酷らしい。

距離が変わったとはいえ103K、累積標高も5500m近く、難易度としては
かなりのもの。ボクの力量では十分すぎるほどのレースとなるわけで、
これはこれで頑張ることにしようっ
そして2時間くらい前まで、ゴロゴロ。
 
スタートまで
2時間前くらいから、着替え、テーピング。
Salomonチームはジュリアン、イケルなどは出場を回避した模様。
ミゲルは出場予定。
Northfaceの鏑木さんは出場。他の方は不明。
さぞかし無念であろうかと察せられる。年齢的にも、からだの状態からも
チャンスはそう何度も訪れるわけではないだろう。
多少の危険はあるだろうが、鏑木さんや横山さんのために
レースが成立すればよかったのにな~と思った。
(まあボクは無事では済まなかったろうな

スタートはPM6:30からPM7:00に変更。
こちらは日没が遅く、PM8:00頃までは明るい。
雨はまだ降っているようなので、ファイントラックのノースリーブをインナーとし、
腕にc3fitのアームカバー、ランシャツ、アクティブシェルのジャケットを羽織る。
下はc3fitのハーフタイツとゲイター、ヒザと足首、肩、腰にテーピング。
寒さが我慢できなくなったら、防水ズボンをはく予定。

(スタート会場に行ったら、ランナーのほとんどが同じような格好をしていたし、
結果、走っている間はほぼ同じ格好のままだった。)

準備を済ませ階下へ降りていくとsalomonのミゲルが準備を整えロビーにいた。
勝負前に声掛けするのははばかられたが、こちらも大勝負!
景気づけに写真をお願いして一緒にパチリ
やはり快く応じてくれたミゲル
う~ん、ファンになりそう。(でも結局ミゲルは出場しなかったみたい)

30分前にスタート会場につくも、すでにランナーでごった返している。
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スタートゲートと教会の間くらいからちょろっと入り、スタートを待つ。
しかし欧米人のでかいこと完全に埋まる自分‥。
前方のオーロラビジョンでは過去大会の映像やゲートの前から入場してくる上位選手
(速い選手は前からスタート地点に並ぶことができる)の映像が映し出される。

鏑木さんやUTMB2011の3位セバスチャン・セニューらが入ってくる。
やっぱTNFが当大会のスポンサーなだけにTNFの契約選手は走らないとならないのかな?
しかし鏑木選手ノースリーブだな~。ジャケット着ていても寒いのに、大丈夫かしら?
な~んてことを考えながら待っております。

ボクのちょい前には明らかに親密そうなカップルがチュッチュしてます。
彼氏が出場、彼女は見送り。周りはランナーで押し合いへし合い。
こら彼女はよ出なさいっと心の中で叫びます。

7:00スタートの2,3分前にCCCの1位がゴールしてきました
オーロラビジョンに映し出されたそのランナーを見てみると、Salomonの契約ランナー。
つまり昨日ホテルのロビーで見た人です。う~む、やっぱり速い人だったか。

1位が入ってきてなんじゃかんじゃあるわけでそうこうするうちに7:00が過ぎます。
あれ?スタートは?7:05くらいになって唐突にテンカウント。そしてスタート。
曲名は忘れましたが、UTMBのテーマ曲が流れ、気分もMAX!
さあ頑張るぞ~
スタートから少しして、後方の我々もゆるゆると動き出します。
そこでようやく去ろうとする、前述の彼女。でもスタートの波に
逆らって進もうとするため中々進めず、
他のランナーの邪魔になります。当たり前じゃ~

⇒ようやく本戦へ

相変わらずの曇天模様
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いよいよスタートです
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