UTMB2012⑦ ~雑感

雑感
ゴールできたのはよかったとして反省点、課題も多数。

 トレイルの印象
特別、トレイルが固いとの印象はありませんでした。雨によりぬかるんでいたことが
影響していたのかもしれません。日本で参加した、状況の違うトレイルを
一緒にした感じ。いろいろなサーフェスが体験できます。
結果、岩場でのトレイルで足裏はしっかり痛くなりました。

 外国人ランナー
登り⇒ガシガシ上る⇒抜かされる、下り⇒ガンガン下る(1部)⇒1部抜かされる、
平坦⇒あんまり飛ばさない。⇒そこそこ抜く。
結果、ほとんど抜かれていた印象しかないのですが、エイド間の順位を見てみると、
順位がだんだんと上がっている(おなかPP区間は除く)
おそらくエイドの滞在時間だと思われます。ボクは各エイドとも2、3分くらいしか
いませんでした。各エイドとも、ごった返していたため、そこでごぼう抜きしたのかと。
レース中は同じ人間それほど違わないな、なんて思っていましたが。
後半ペースダウンするにつれ、外国人ランナーのペースにつられ、
(“つられ”といっても平坦な部分でのゆっくりペース)
全然、自分を出し切れないラストを迎えてしまいました。
(そのためかレース後のダメージはあまりなかった。)

 レース展開
前述したように、心拍、下り坂での脚温存はよかったのかと思います。
タイムを意識するのであれば、熟考の余地はあるのでしょうが。
100mileレースとなるのであれば、これらは最後まで意識すべきだと
思いました。意識しても、いずれ貯金は使い切ることかと思います。

 補給
エイドは大いに活用すべきでしょう。食べるものさえ間違わなければ。
(チーズ、サラミなどを避けて、バナナ、シリアルバー、パン、スープ等をとる)
荷物軽減という意味でも、有効なはず。

 おなかPP
過去レースでも、こうした経験、おなかがゆるくなる感覚はありました。
これまでは、距離も短く、幸いゴールするまで大事には至りませんでしたが、
由々しき事態です。原因を考えてみるに‥。

①おなかが冷えた⇒第一要因は間違いなし。聞くところによると腹巻をして
はしるランナーもいるとか

②ジェル⇒ボクの考える最大検討要因。今後のレースにおいて補給食の選定、
ジェルの使用頻度については十分に考えないといけない。
パワーバーのような固形物で走り通す⇒消化効率は?内臓疲労時は?
ジェルの種類を変える⇒同じ症状が出るかも。基本ジェルは不味いし‥。
バーとジェルを織り交ぜる⇒これがレース状況に対応しやすいか

③水分摂取量⇒気象条件に比して多すぎた?このあたりは経験で
なんとかしないと。

 ハイドレについて
生来の面倒くさがりが生じて、ハイドレに水を補給することを怠り、
途中で水切れになること過去数度。
給水のしやすさは捨てがたいが、視覚管理できない、ザックを下すのが
面倒である等の印象は払しょくできず、同じ過ちを犯しています。
ボトルを給水の中心とすることを検討していかなければなりません。

 防寒対策について
ボクはファイントラック、ランシャツ、アクティブシェルで通しました。
(もう一枚持っていましたが、未着用)
下はハーフタイツ、ランパン、ゲイター。
動き続けていれば、それでも大丈夫でした。しかしエイドで止まると途端に冷えます。
とにかく寒いので、防寒対策は万全に!
CCCでは多くの人がエマージエンシーシートを腰に巻いて、
走っていたそう。金のスカートをはいているようで壮観な図だったとか。

 その他装備品
夜間はモヤがかかっていたため、視界の悪いこと
照度の高いライトがほしい(ペツルのnao買ってくれば良かった)

 シューズ
耐衝撃の厚底がよいかと。Hokaを履いているランナーも多かったです。
日本のトレイルのように、木の根が露出しているということもないので、
Hokaのようなシューズはより有効であると考えれらます。


なにはともあれ素晴らしいレースでした。
ボク自身100mileレースとしては何も成しておらず、改めて出場の機会を
うかがいたいとおもいます。
表彰式後、鏑木さんに写真を撮ってもらいました。
そのとき「100mileはこの10倍つらいよ~」と言ってましたし。

こんなチョコも売ってました
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参加賞のTシャツ。サインはキリアンにもらいました
サインをもらったから言いますが、ナイスガイです。
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