フォアフットでその気になる

峠ロング走51K

ここのところ「BORN TO RUN」を読んでいる。

これまで3~4回読んでいるから、今回で4~5回目。
個性的な登場人物(しかも実在)や、いくつかのレースの模様を伝える臨場感、
走ることに関する興味のある事々。
まあ、早い話、読み物としても面白いし、走ることを続けるにつれ知り得た新たな情報を
踏まえたうえで読み返してみると、また違った印象を持って読むことができ、やはり面白い。

そして、本書読了後(というか途中でも)、とにかく走りたくなる。しかもフォアフットで。
現に、初めて読んだ後には、すぐさまMERRELのフォアフットシューズを購入した

ソールが薄く、ダイレクトに地面を感じる驚きとその新鮮さで走ることに対して
普段感じることのない楽しさを見出すことができた。
(走り始めの当初はずいぶんとふくらはぎが張ったけれど‥
本格的に走り始めたタイミングも相まって、フォアフットにはすんなりと移行でき、
それは現在も続いている。

そして今回再び読み進めるうちに、またもやムラムラと走る気が呼び起され、
久しくはいていなかったMERRELを引っ張り出して、いつもの峠走を敢行

普段はフォアフットで走り、使用しているシューズもゼロドロップのALTRAだったりするので
お久しぶりの登場ではあるけれど、違和感はない

ソールの薄さは、やっぱし少なからず驚くとともに、その特徴により、フォームの乱れも
すぐさま気づく(つもり)。
ここのところ左足首に痛みが生じ、アウトソールにバランスが偏っているな~というところまでは
わかっていたのだけれど、なんとなくの感覚だったし、わかったうえでも修正しがたかったが、
それがフォアフットシューズであると、コンディションの悪い個所が鮮明にわかるし、
そこに負荷がかからない走り方も、比較的容易に修正できる(気がする)。
走っていて痛くない走り方が正しい走り方であるのだから。

そんなこんなを考えながら走っているうちに、なんだか楽しくなってきて、
50Kも走ってしまった
ただし、悪いところもないではなく、それはシューズというより自分の問題なのだが‥。
小石一つ踏んづけただけでも、しびれるような痛みに見舞われる
(気をつけて走ればよい)
40Kくらいまでは楽しく走っていたが、さすがに50Kともなると、薄い靴底では
足裏がヒリヒリする。(いきなり長距離走るから)
まるっきり凡庸な自分の脚のことを考えず、気持ちだけすっかりその気になって
アホみたいに走った結果、ふくらはぎの張りがすごい(当り前


何事も急に行うとしわ寄せがくる。よい子はマネしちゃいけない出来事でした。