おんたけウルトラトレイル100K~その①

「嫌よ嫌よも好きのうち」(でも本当に嫌なんだけど

またもや「おんたけウルトラトレイル100K」に参加。
今年で3度目(アホですわ)。
結果は11:16で昨年とほぼ同じ。2分くらい上回ったかな?
でも昨年とはコースも距離も違うから実質タイムアップしたと勝手に解釈することにする

 レース前展望

先々週から左足に痛み(シンスプ疑惑)があり、あまり走れなかったのと、
先週末の炎天下ランにて寒気、発熱等を発症し(熱中症疑惑)、さらに
体力まで落とすという悪循環。不安は募るが、常日頃の鈍感さに期待して、
無事に走れるという前提のもと、王滝村に向かう。

 レース前

2:30くらいに王滝村松原スポーツ公園に到着。
まだ早い時間なので、すんなり駐車。しかしこのレースにして
参加者が定員に達するという異例?の事態だけに
以前より車の台数が多いような‥。
受付をして、アラジンTR部、フジヤマTRCの面々にお会いしたりして
しばしお話。
ブースの商品に心ひかれながらも、購入しないという大人の判断
(物欲まみれの自分としては英断のうちに入る
あとは、車で横になり、時間になるのを待つ。
天気予報は当日曇りであり、午後から晴れということだった。
前日は雨予報だったのであるが、その通り降ったりやんだりの連続
雨が降ると、窓を閉め切るので車内が暑い‥

11:00頃スタート場所に向かうバスに乗る。
スタート地点では幸い雨も止んでおり、コースの説明が行われていた。
ほとんど聞いていなかったのだけれど、「エイドの場所が変わった‥」とかなんとか。
OSJレースの距離表示は、そもそも当てにならない場合が多い(印象)。
だから、エイドの場所が多少変わったとしても、問題ないと思われた。
そして、それをわかった上でも、実際レース中は苦しんだのだけれど。
いいんですけどね。それも含めてOSJレースなのですから

 スタート~第一関門

とにかく、これまでの今レースでは前半を心の赴くままに走り、後半、とてつもなくつぶれる、という
反省しかないような展開であったので、今回はあくまでイーブンペースを心がける
具体的には‥
心拍140前後で推移し続ける
はじめのうち、特に登りは心拍も上がるだろうが、極力抑える
とにかく、水分摂取は気をつける
くらいを気にとめて、あとはノープラン。
スタート直後は、ふわふわとして、カラダと現在のこの状況とがかい離している感じ。
たぶん、夜間で平衡感覚がずれているのだろうけれど、なんかやな感じ
しばらくロードで、元気だから、みんな飛ばす。こちらは心拍計とにらめっこ。

驚いたのが、他の人のシューズで軽量シューズが多かったこと
(ギアチェックに余念がなかったので)。
salomonのsenseであったり、TNFのhayasaであったりNewBalanceのMT10であったり、
ランシューとか、なんとvibramまで
(このvibramさん、明るい時に、もう一度、お見かけしたが、よくよく見たら、ルナサンダルみたいな
サンダルだった
皆、このレースのトレイル状態を承知したうえでの選択だったのだろうか?ボクは初回にマゾヒストで
望んだのだが、”強制えげつない青竹踏み”状況がいつ果てるともなく続き、足を踏み出すのに
恐怖したものだった。
よって、気持ちはクルピチカでも、現実はHOKAで安心を買った自分であった。

心拍を抑えたにもかかわらず、最初の登りはやたらと苦しい。
一旦登り切ってしまえば、あとはペースを維持して走る。

雨は降ったりやんだりを繰り返す。夜間で、気温も高くないので、あまり降り続けられても
困るのであるが、寒くなるというほどでもない。

小エイドにて水を補給。やがて大エイド。
昨年はここまで3時間20分くらいかかったと思う。30Kほどだから、まあそんなものだろう。
今回は抑え目に走ってはいるが、前回から1年間、漫然と過ごしたわけではないのだし、
ちょっぴりは成長したであろうから(歳もとったが)、まあ昨年並み
あわよくばそれ以上の時間を期待して、時計を見る。
4:00‥。ウソッ。軽くめまい、そして絶望と不安。
コースは昨年とは異なるとはいえ、メチャ後退じゃん。だめじゃんオレ。
イーブンペースに拘泥するあまり、勢いまで失くしてしまったか?も~わからん

まあ、そうはいっても、現実は続き、ついでにレースも序盤。これだけであきらめるのも
センチメンタルにすぎるので、とりあえず、エイドの食べ物食べて出発だ~
と思って、バナナを食べる。なんだろう?、トレイ上のバナナはみな青い。
世間的には青いバナナというのは未完熟ということになるだろうが‥。
案の定、食べたうちの一つが固く渋い(バナナは軟らかくて甘いものです普通)。
甘いものもあったにはあったが、固く渋いものもあった。
さすがOSJ品質。こんなところにもサプライズが

もう、気にしないで、次へ急ぐ。