レース翌日
ほうほうの体で宿に戻り、就寝。
翌日もよく晴れている
朝食は食べるが、食べ終わると気持ち悪い。
ベットで寝転んでいるのももったいないので、
高原列車に乗って、氷河を見に行く。
でっかい氷河(そもそも氷河はでっかい)を見たり
駅周辺には素敵なホテルがあったり
隣接しているロープウェー(無料)に乗って氷河の中に入ったり
脚が痛くて、氷河まで降りるのに難儀したが、十分楽しめました
シャモニーに戻ると、UTMBのゴールも終盤を迎え、100マイルを走り切ったランナーが
続々と街中を駆けていく。正直羨ましい‥。
これでも一応傷ついているので、すれ違うランナーさんに拍手を送るも、複雑な気分を抱えつつ、
受付時に預けてあったお金の払い戻しに向かう。会場に着くとまたまた横山さんに遭遇。
先方もボクのことを覚えていてくれたようで、結果を聞いてきてくれた。でも‥「途中でゲロゲロして
終わっちゃいました、テヘッ」と正直に答えた。
横山さんは肉離れのため途中でリタイアしたらしい。おいたわしい‥。
UTMBにかける想いも並々ならぬものがあろうし、それをケガという不可抗力的な要因で
断念せざるを得ないというのは、さぞかし無念だったに違いない。
軽~く、ノープランで走りだし、なるべくして体調不良になり、勝手にリタイアした自分とは大違い。
それを考えればリタイアしたからといって傷つくのもおこがましいか。
でも、やっぱり割り切れないものがあるので、表彰式は見ることなく終わってしまった。
街中をぶらぶらしていると、ノースフェイスのブースがにぎやか。
見に行ってみると、セバスチャンがいる。
確かセバスチャンも途中でリタイアしたはず‥。
それなのに写真をお願いしたら、メチャメチャ機嫌よく撮ってくれた。
なんだなんだ?いい人すぎるじゃん。またまた惚れた。
歩き疲れて、宿に帰ってから再び体調不良
翌早朝には帰路についたが、果たして本当に日本に帰れるのか?というくらい
気分は悪い。とにかくバス車中、飛行機機中は、眠りに徹し(といっても限界あるが)、
どうにか、日本到着。
あれから、やがて10日ほど経過したが、内臓の具合は未だに完治せず。
えらいダメージである。