トランス静岡~その②

 真富士峠~竜爪山

とりあえず第一の真富士山まで登ってしまえば、以降、えげつない登りはないので、
それを励みに、どうにかこうにか登っていく。
雨は上がったようで、ときおり日差しも出てきた
ただここらを境に、明瞭な下り基調になっていくので気温も上昇蒸し暑くなる‥。
踏み後の不明瞭なトレイルも多いので、相変わらず気を使いながら走る。
しかし、明らかにわかりずらいところはマーキングもしっかりされているし、
3人(一人真富士峠でリタイア)で走っているので、間違えそうになると、教えてもらえる。
1人で走ってなくてよかった
下り基調で、あまり疲労を感じることなく、なんとなく竜爪に到着。

 竜爪山~鯨ヶ池

竜爪山頂にはUTMBフィニッシャーのおサルさんが待機。
カントリーマームもらって元気になる
ここから鯨ヶ池まではひたすら下り。
ここまでくればもう大丈夫と思ったのが大間違い。
今まで9月のトランス静岡がなかったので、考えたことがなかったのだが、
標高が下がり、気温も高いため、低山特有の雑草地獄
木の陰に隠れたトレイルは、問題ないのだが、多少なりとも日差しの当たるトレイルは、
雑草が生い茂り、道がよくわからない。
おまけに雑草の下には木段があったり、木の根があってつまづいたりで正直怖い。
結果、おそるおそる走るが、それとは別にクモの巣地獄もやってきた。
先頭を走る自分が、当然クモの巣の餌食になる

本当クモの巣が顔にぺっとり張り付いた時のテンションといったらない
拾った小枝を振り回しながら進むが、もちろん除去しきれるわけではない。
クモの巣に関しては、先頭を走るほぼ自分だけの問題だけれど、9月開催には
断固問題があるっと言ってしまおう。
もちろん他のアラジン強者ランナーが参加される時はその限りではない。
クモの巣払いはボクの役目では無くなるので。
まあ、その方は今のボクと同じ感想を持つと思うのだが‥

テンションダダ下がりになりつつ、鯨ヶ池へ。

 鯨ヶ池~ゴール

賤機山の登り口にはまたもやエイドがある。
コーラやお菓子や、グレープフルーツをいただく。
グレープフルーツおいしゅうございました。
ここまでくれば、ゴールのアラジンまで1時間くらいか。
アップダウンもあまりないし、ここから快適ラン、とはいかない。
低山ゆえのやっぱりクモの巣
クモよ、そちらの都合もあろうが、道を横切って巣を張るのはどうかと思うな。
あなた方に恨みはないのだから、どうか道をよけて作ってほしい。

そんなこんなもありながら、どうにかゴール
なんとか明るいうちには帰ってこれた
でも50K弱で10時間半もかかるとは‥。やっぱりハードなコースである。
アラジンの駐車場で着替え、まったりしていると、何人かのランナーが帰ってくる。
疲労困憊。
そのうち一緒にゴールした○ガさんが、車にのっけて行ってくれるというので、
同乗させてもらい、帰宅。
その後も、懸案の台風が上陸する前に、トランス静岡は無事終了されたそうで、
よかったよかった
なんのかんの言っても、このコースは面白い。
安倍川源流から街中までほぼトレイルのみでつなぐことが出来る独自性は、
中々ないのではないだろうか?
わかりずらいトレイルや、アホみたいに生い茂る笹もあったりするが、そうした
アドベンチャー感覚も、それはそれで面白い
また来年を楽しみにしています。
でも一度くらい、晴天下で開催されてほしい。

 ゴール後数日

トランス静岡でさらに上乗せされた疲労感はひどく、
数日間は走る気が全く起きなかった。胃腸の具合も相変わらず不調である。
UTMBからこっち、ずっとこんな感じであり、ダメージの深さがうかがえる。