島田大井川マラソン

島田大井川マラソンに参加。
結果は、いいんだか悪いんだかわからない3:00:44

 レース前

先月くらいから「アドバンストマラソンレーニング」を基本として、
1月に参加予定している「勝田全国マラソン」を見据えたスケジュールを
こなすようにしていた。

18週を使ったスケジュールであるのだが、個人的な状況も鑑みて、
おおむね「アドバンスト~」に沿った形で、予定をこなすよう努めていた。

つまり「島田大井川マラソン」は調整途中であり、
なおかつ2週間前にはハセツネ出走であり、
あくまでも調整レースであるという言い訳のもと

 心拍数はLT値の少し下153くらいで推移させる。
 心拍数以外のことは気にしない(特にタイム)

一応、これだけを守るべきルールとして、クレバーにレースを行うことに。

 スタート前

懸案だった台風は前日までに過ぎ去り、お天気は上々
むしろ、日差しが強く、気温も上がりそうな予感。
開会式を聞きながらスタートを待つ。
ふと、前を見ると、3:00のペースメーカーゼッケンをつけたランナーさんが
ここでムラムラとスケベ根性がわきでてくる

昨季のマラソンタイム
3時間5分台⇒4分台(島田大井川)⇒3分台⇒ファンラン⇒2分台

ちょっと頑張ればサブ3に手が届く‥(かも)。
自分前方にはペースメーカー‥。

よしっ、ついてっちゃる
スタート前から自己崩壊

 スタート

最初の2Kくらいは人込みもありキロ4:25前後。
そしてランナーがばらけてくると、それまでの遅れを取り戻すかのように、
ペースメーカーが一気に速度を上げた(キロ4:05くらい)。
その後も中々スピードを落とさないので、5K地点くらいであっさり白旗
心拍も160越えてるしっ
思うにペースメーカーの人は当然、それ以上の実力を有した人であり、
結果的にサブ3をサポートすることが至上命題となるわけだから、
前半貯金を作っておくらしい(途中で会ったヒデさん談)
そしてボクのような、サブ3のどっちに転ぶかわからないような人は
余計なペースの上げ下げなど必要としない、というかできない。
だからペースメーカーについていくのはあきらめた。

ならばそこで元のルールに従えばいいのだが、それができないのがボクの
クレバーでないゆえんでもある

 タイム重視
 心拍は‥どうなるかわらないがとりあえずイーブンで

約20K地点までは川下に向かう下り基調であるので、
キロ4:10~13くらいで進み、貯金を作る。
折り返しから先は登り基調になるので、貯金を使いながら走る。
疲労で、それ以上タイムが落ちてきたら‥根性で走る

 前半

前半は予定通り。
思いのほか暑く、給水所では、必ず水分を取るように心がける。
心拍は160前後で推移している。
ボクがこうだと認識している自身のLT値を越えているわけだが、このまま行くしかない。
前半ゆえにそれほど疲労もなく走れている。

 後半

折り返しを過ぎると、登り基調に変わったせいか、疲労が増してくるのがわかる。
心拍も常時160台に
まずいな~、と思うもタイムは4:15~20くらいに落ちている。これ以上は落とせない‥
27Kくらいまでくると息が上がってきた。”35Kの壁”のはるか手前。
このままだと”30Kの壁”となる。心拍163くらい。普段なら長くは続かない数値。

この状態で走り続ければ、やがて心肺の疲労がたまり、心拍数が落ちて、ついでに
脚も止まって、という状態になるのだろうな~、やっぱり。

でも、まだサブ3の可能性は消えていない。それにこんな苦しいこと、そうそう出来ない。
決められるときに決めておかないと~っ

同じような状態かと思われるペースダウンしたランナーさんを抜きつつ先を急ぐ。
息はゼ~ゼ~。心拍数は‥166くらい。ここらでラップタイム以外で時計を見るのは止める。
動揺するので。

頑張ってい入るがペースは落ちていくキロ4:25くらい。脚も重い。
しかし、頑張る。これ以上、落とさない。
時計を見ていないからよくわからないが、まかり間違ってサブ3できるかもしれないし(なんで?)。
41Kまで来た。ダ~ッシュ
めちゃめちゃ苦しい。が、これまでだって朝も早くから走っていたし、今だって頑張っているし。
ひょっとしたら神様が何とかしてくれるかも
と、根拠のないことを考えながら、最後の直線までたどり着く。
そして、3時間台の時を刻む計測器を目にする。この世は普遍的に均一に運動を続けている。
神様は「もう一回頑張んなさい」と言っているらしいガクッ

フラフラしながら、完走証を取りに行くも、泥にまみれた芝生を横切らねばならず、
シューズドロドロ

 雑感

奇跡なんてものは、起こらず、なるべくしてなったという結果。
昨季の2月のフルマラソンより8か月が経過。タイムは1分30秒ほど縮めて自己ベスト
8か月も走ってきて1:30しか?という思いと、現在でここまでできるのなら、
照準となる1月の勝田ではサブ3確実か?という思いとがないまぜになりながら、
ハセツネ同様モヤモヤした気持ちで会場を後にすることとなった。
3時間5分台⇒4分台⇒3分台⇒2分台⇒0分台‥
刻みすぎだろっ

しかし、今回のレースほど、苦しかったことってなかった。
苦しいのを我慢して、ここまで長く走った記憶もない。
心拍数も160台でほぼ推移し、35K過ぎくらいからは170台突入
自分でもよくぞここまで頑張ったと思う。
だから、タイムの割に自分でも意外なほど、やり切った想いが強い。
ここまで出来るんだ~自分

でも、願わくばこんなに苦しいことはもうやりたくない