最近読んだ本

安静時心拍数が高止まりしている

目が覚めた時、横になったままで1分間脈拍を測る。
寝ぼけているので、測り忘れてしまったり、
測っている最中に再び寝入ったりすることもあるが
なるべく測るようにしている。

普段の脈拍数は42bpm前後。これはランナー体質の低心拍数らしい。
ところが、ここ数日は48bpmあたりをウロウロ。
これまでは、走る量を減らしたりすれば1,2日で元に戻っていたのだけれど‥。
テーパリング時期ということもあり走る量は必然的に減っているにもかかわらず
安静時心拍数は落ちない心配である。

話はガラッと変わるが、以前は(思いっきり)インドア派ということもあり、
本を読むことが好きだった。今でも好きなのだが、走ることに費やす時間が
大幅に増えたこともあり、読む量はひどく減ってしまった。
読んだとしても走ることに関連した本、たとえば「Born to Run」だったり、
「Eat & Run」だったり、「ランナーズ」だったり。

読む本はほぼ小説だった。純文学(国内外)・推理小説(ほぼ海外)、スパイ小説など。
哲学書思想書なども読んだりしたが難解だし、腑に落ちる感覚もまれで、
そのうちあまり読まなくなってしまった。

ところが、走り始めて、レースに出るようになり、さらに真剣に走るようになってから、
いままで腑に落ちなかった文言が理解できるようになってきた(いまさら
これも、走ることの効能の一つなのかもしれない。

そんな中で、最近、「嫌われる勇気」という本を読んだ。
アドラー心理学ギリシャ哲学にみられる対話式で説明した書籍である。
アドラー心理学を説明する哲人とアドラー心理学に否定的な青年。
「すべての悩みは対人関係の悩み」「劣等感は主観的な思い込み」
「本当の自由とは何か」「ダンスするように生きる」
どれも、長らく思い悩んだことや考えていたことの多くに答えを示してくれている。
すべてが正解かどうかはわからない。
ただ、求めていたことがストレートに記されていたし、腑に落ちる部分もたくさんあった。
走ることに対して自分が感じる部分も、この書籍の理解にとても役立っているとも思う。

何にせよ思想書にしてはわかりやすくて、単なる読み物としても面白い作品です。