仮走おんたけ

14日 20K走+裏山トレラン 38K
15日 静岡~箱根 93K

今年、アラジンTR部では「おんたけ100K」に参加される方が多い。
正直、”精神修養の場”としての要素以外、何らかの楽しみを
見出すのが難しいレースである。

ランナー、ことにトレランやウルトラレースに積極的に参加する人たちは、
刺激中毒に侵されている場合が多いから、怖いもの見たさで
エントリーする人も多いのだろう。

そんな一人であるSさんと、たまたま日曜ランで会った際に「おんたけ対策の
ロングランをやりましょう」と約束した。
そして、それを実行することにした。

スタート時間は「おんたけ100K」と同じ午前0時。
ゴールは静岡市街から、およそ100K離れた箱根。

一応、FACEBOOKにその旨を告知したら、途中までという限定ながら
3名が加わり、総勢5名で東を目指すことになった。

夜の間は涼しく、皆余裕もあるので、しゃべりながら楽しくラン
清水を抜け、由比へは薩多峠を越える。大勢だから、真っ暗なトレイルも平気
一人では怖くて、絶対行かないけれど。

そこから富士川までは変化のない街道を黙々と進む。
基本的にはロードを走っているのでコンビニ休憩をはさむことが出来る。
2時間に1度くらいの割合でコンビニにより補給のために休憩。

夜が明けて日の出が出てくるころに、ようやく静岡市を抜け富士川に到着。
静岡市を出るのに5時間ほどかかった。でかいな静岡市
富士山もきれいに見えました。
25


富士駅までで、フルマラソンくらい。
ここで仕事の関係上、お二人と別れて、さらに東へ進む。
日が上がるにつれ、気温も上昇し、脚も程よく疲労し、進むのが苦痛になってくる。
さらに途中で一人と別れて、元々の言い出しっぺの2人だけになる。
沼津手前から千本浜の松並木にあるジョギングコースを使って沼津到着。

あと20数キロ。ようやくゴールの箱根へのイメージがつかめる。
三島に到着し、残り20K弱、もうゴールしたようなもの
などと二人で喜んでいたのだが‥

箱根へと続く登りが、尋常ではないくらい長い
ダラダラと登るアスファルト道が15K超(多分)
普段であれば走って登れるほどの造作もない登りなのだけれど、
すでに70K以上走ってきた脚には、ひどく応える。
走りだし当初から痛かったふくらはぎはさらに痛い
コンビニなんかもちろんないし、自販機もまばらなので、水分の確保もままならず、
二人して痛い脚を引きずるように箱根峠を目指す。

どうにかこうには箱根峠を越えて、見えたきた芦ノ湖
感動~
58


涼しいスタート、日中の激しい暑さ、最後のつらい刺激、まさにおんたけの展開そのもの。
仮走おんたけとしては十分すぎるほどの練習になったと思う。
ただボクの場合は100マイルの部なので、今回+60Kということになる‥
どうなってしまうのだろう?