黒姫トレイルランニングレース

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黒姫トレイルランニングレースに参加。

すこしレース間隔が開くと、つい他のレースに目移りしてしまう悪い癖と、
最近エンデュランス系のレースばかりで、中距離のトレランレースに出ていなかったので、
「黒姫~」に参加することにした。

 レース前日
土曜日開催という珍しいレースです。
スタートも11:00とのんびりしていて、終了後のんびり帰るもよいし、
当地に宿泊して大会終了後のバーベキューに参加するのもよい。

黒姫およびこの付近のレースは静岡から向かうには少しばかり遠く、
これまでも参加レースの選択肢には入っていなかった。
ただ黒姫のレース会場は高速のICから近く、思うほどの時間は
かからない。
それでも5時間ほどのドライブが必要になる。

せっかく余裕のあるスケジュールなのであるから、金曜日の仕事終わりに
長野市まで車で向かい宿泊、レース当日、さらに40分ほどかけてレース会場に
向かうという段取りに。

 スタート前
受付開始時間の9:00前に現地に到着、受付を行った後、ヒロッキーこと
石川弘樹さんに遭遇。ついに見た生ヒロッキー
ハンサム(古い?)、爽やか、脚も速いという特に欠点のありそうもない方でした。

スタート会場はスキー場、天候は曇り、予報によるとボクのゴール予想時間まで
ギリギリもつかどうか。
気温は暑くも無く寒くも無く、程よい感じ。
木々の色が静岡と違って、やや淡く、おそらく植生している木々の種類もちがうせいか
雰囲気も清涼感があって、異なる印象。

スタート前に簡単なブリーフィングを受ける。全般的に走れるコースらしい。
今回距離以外の情報はあまり見ていない

スタート地点に並ぶ。今回はトップランナーの面子がすごい(らしい)

ヤマケンさん、相馬さん、渡辺千春さん、上田ルイさん(漢字わからない)、大杉さん(ハセツネ2位)、
鬼塚さん(STY3位)などなど。まあボクには関係ない世界ですが

 スタート
最初はスキー場を4Kばかりぐるりと一周。
スタート地点に戻ってきて第一エイドとなる。
エイドを過ぎるといよいよトレイルへ。
ゆるい登り勾配のシングルトラックを3Kくらい走っていく。
この時点で走りやすいトレイルに感激
3Kの長きにわたって、走れるトレイルが続くということは、経験が無く、
これだけでも来てよかったと思えた。

思わず脚を早めたくなるが、まだ前後にランナーが多く、その後の行程も
長い。コースも熟知していないため、えげつない登りがあったら対応できないから、
ここは自嘲する。

 最近中距離のトレイルを走っていないので、ペース配分がわからない。
過去の同程度のレースを考えても、ひどく苦しいレースばかりだったので、参考にならない。
なので一応の事前対策としては、36Kという距離にトレイルという
負荷を考えて、およそフルマラソン程度の心拍数で進もうと決めていた。

3Kほど進むとゆるい勾配は終わり多少アップダウンは激しくなるが、
基本走れるところが多い。

5K地点くらいから、登り。上空というか前方で奇声を上げているランナーがいる。
楽しいのか、きれいな景色が見えるのか、ともかくレースを満喫しているよう。
(後で聞いたが、どうやらヤマケンさんだったらしい)

一旦登り切ると、UTMFの送電線下のような草地に出る。
そこには壁のような木段の登りがっ
ついに来たか~、と満を持して登り始めるが意外とすぐ済む

そして林道。やはり走れる。
少し登って、第二エイドまで下り基調のトレイル。ここがまたどえらい気持ちいい
走るという行為は嫌いではない、でなければ一般的でないほどの距離を走ったりは
しないわけだけれど、楽しいという感覚もあまりない。
強くなりたい、そのために走るという手段を選んだ、という要素もあるが、苦しい=楽しい
という図式が凡人のボクにはいまいち理解しがたいのである。

しかし、このコースを走っていて、走ること、トレイルを走ることが、楽しい行為であることが
少しだけ見えた気がする。
フルマラソンに気持ち足りないくらいの心拍数で走っているから、苦しくなくはないのだけれど、
それを感じさせないくらいの喜びが湧いてくる。

そんなトレイルを満喫しながら第二エイドへ。
前半を自重していたので、序盤こそ他のランナーさんに抜かれるということもあったが、
途中からはひたすら抜く展開になっていた。

第二エイドを過ぎると、またもやルンルントレイル
前後にランナーさんの姿も無くなり、気持ちよく走る。
その後、7Kという長い林道があり、そこだけは少し残念か。
しかし、ペースは変わらず進む。

心配になってきたのは、結構余裕があるということ。
前回の「柴又100K」でかなり苦しい思いをしたため、よいペースで進んではいるが、
このまま気持ちよく終わっていいのか?という疑問もある。
もう、厳しい登りも無いようだし、少し飛ばすか?などと考えているうちに、
前半通った壁のような上りにたどり着く。
途中からはピストンのようなコース取りとなるので、ここは激下りとなる。
そしてその後は気持ちの良いトレイルが下り基調で続く。

今のところダメージはほとんどなし。ふくらはぎに攣りの兆候がみられるが、
まだ塩熱タブレットはあるし‥。ということで速度を上げる

が残り4Kくらいのところで、両ふくらはぎが攣るっ
持っていた塩熱タブレットを全部口に入れ、残った飲み物をほぼ飲みほし、
だましだまし進む。
気持ちの良いトレイルを、攣らないように気をつけながら、出来るだけ速く
走る。

そしてゴール。3:50.
年代別4位と中々の結果。
それ以上に楽しく走れたこと、尻上がりにスピードを上げられたレース展開、
なんとも気持ちの良い大会でした。
次回も出たいな~