UTMB~その②

 前日受付

シャモニーの朝は思った以上に寒い
静岡で言うと初冬くらいか?
晴れていると日差しが強いので、暑さを感じてくるが、
日が陰ったり、暮れたりするととたんに寒さを感じる。

寒い寒い言いながらホテル近くを散歩していると、
路地裏のシングルトラックを走ってくる3人組。
最初に走ってくるノースフェイス姿の男性‥。
セバスチャンでした
こちらを見ると日本人と察してくれたようで、
「こんにちわ~」とあいさつしながら爽やかに走り抜けていった。
カッコいい

その後、朝10:00から始まる前日受付に向かうことになる。
さすがに3度目なので特筆すべき点はないのだけれど、
受付には早めに行った方がいいとボクは思う。
できることなら開始30分前には並んでおいた方がよい。
時がたつにつれて混雑ぶりは増すばかりだし、早めに済ませて
いろいろなブース巡りをするという目的もあるので。
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受付では4アイテムほどの荷物チェックを受けた。
(たしかケータイ、雨具、ライト、あとは‥なんだっけ
まあ持っているから問題なし

 ブース巡り

終わったらあとはブース巡り
実はこれが一番の楽しみだったりする
でも、それほど目新しいものはなかった印象。日本でもトレランがカテゴリーの一つとして
確立し、メーカーも欧米と同じくらいのタイミングで商品展開しているからなのかもしれない。
それでも、普段なかなか目に出来ないようなアイテムが普通にあったり、
セバスチャンやらジュリアンやらがそこらへんで立ち話していたり、他有名ランナーさんと
何気なくすれ違ったりと興奮する要素は盛りだくさん
刺激的な1日でありました。

 TDSゴール

その後、先だってスタートしていたTDSのランナーが続々とゴールしていたので、
街ブラしながらゴールシーンを観戦する。
ランナーの満足そうな表情、それらを暖かく迎える家族や、通りを行きかう人々。
規模の大小はあるが、こういった要素は様々なレースのゴールにはあるのだろうけれど、
やはりUTMBのそれはとても好意的なものであるように感じられる。
日本のモノとは少し違う。他の海外のレースでは似た感じなのだろうか?
やはり100~160K走破というおよそ日常生活とはかけ離れた行為を成し遂げる者に対する
尊敬の念のようなものを感じるし、挑戦する者に対して惜しみない賛辞を与えてくれる。
そしてそうした行為を挑戦し成し遂げることが出来たランナーは自らを誇らしく思える、
そういった雰囲気がこの大会にはあるのかもしれない。
そうした雰囲気に身を置きながらゴールを見ていると、ボクもゴールするランナーさん達に
素直におめでとうと声をかけられるし、走りくるランナーさんの姿にジーンとなってしまう

やっぱゴールするっていいな。ゴールしなければ、と改めて思うのであった。

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