UTMB~その③

 レース当日~スタート前

午前中はそこら辺をぶらぶら。
今回に限った話ではないけれど今回は特に足底痛もあり、
それまでの約2ヵ月間もジョギングばかりだったから、
結果は望むべくもない。
願わくばイーブンペースで完走を、とそれなりに高望みするのだが
それでも、力んでもしようが無い。

お昼は日本から持ち込んだインスタント等の日本食ですませ、
そのあとゴロゴロ。

15:30からデポバックの受付が始まる。
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16:00ころ受付に赴き、スタート地点へと向かう。
朝から灰色模様の空は、次第に妖しくなってきて、
たまにポツリポツリと降ったり、そしてやんだりを繰り返す
できれば降ってほしくはないが、降ってしまったらそれはそれで仕方が無い。
でもコースが変更になるほどの土砂降りは嫌である。

そうこうするうちにスタート時間が迫り、会場の雰囲気も熱を帯びてくる。
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選手たちは徐々にスタートラインににじり寄り、音楽やDJの声はスタート時間に向け
盛り上がりを見せる。スタート5分前とおもったら、突然土砂降り
なんでこんな時に
さすがに周囲のランナーは雨具をとりだす。しかしスタート間際でランナー間はせまくみんな
窮屈そうに上着を羽織る。ボクも面倒だからどうしようかと逡巡する。
すると隣の外人さんが「お前も着といた方がいいぞ」みたいなことを言ってくださるので、
「だよね~」と思いつつ仕方が無く雨具を羽織る。
ぎゅうぎゅう詰めでやっぱり着ずらい
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それでも会場の盛り上がりは萎えることはなく、スタート。

 スタート~Les Contamines

とにかく序盤は自重が必要なので、心拍計を見ながらオーバーペースにならないように
気をつける。
緩やかな登りでも、心拍が上がれば歩き、下がれば少し走る。
雨は降っているけれど、それほど気温は下がっていないようで、胸部までジッパーを下げる。
雨脚が強くなったらジッパーを上げる。
登りは別に問題ないが、最初に訪れた下りでは、とにかく滑る
これは2012年でも体験したが、慣れたわけではない。
少しでも路肩の草を踏んで滑り止めにしようと思うが、それでも滑る。
ここで2回ほど転倒したかな?痛くはないけれど泥だらけになってテンション下がる
おまけに、コントロールしようと踏ん張るせいか、20kmほど進んだところで、右土踏まずが
痛みだす
左の足底痛だけでも十分悩みの種であるのに、右側が痛みだすとは‥

おまけに、これは自分の走り方の問題なのだけれど、下りでスピードを殺そうと
踏ん張るため、太ももへの負担が大きい。この調子で100マイルはもたないと我ながら感じる
まあ痛んでしまったものはしょうがない。これ以上ひどくならないよう祈りながら先へ。
途中写真をとりながら。

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ここは最初のエイドのLes Houchesだと思う。

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雨脚が強くて曇ってます。エイドもご陽気。弱ってくると、こういう雰囲気に
元気づけられます。

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所々のエイドではたき火があってランナーさんが暖をとっている。でも走り始めて数時間‥早くね?

そんなこんなでLes Contaminesに到着。まだ疲れはない。