UTMB~その④

Les Contamines~Courmayeur

Les Contaminesのエイドは大きく、ランナーでごった返す。
エイドの補給食は相変わらず種類が多い。
しかし個人的に走っている最中にはちょっと‥というものも多い。
様々な種類のチーズやサラミなど。
普段食す機会の多い、クッキー、パウンドケーキ、バナナ、パン等を食べる。
食欲は大丈夫

一度動きを止めると寒さを感じるが、動き出せば暖かさを取り戻すことが出来る。
今回のUTMBは寒さに悩まされることはなかった。上半身はアクティブシェルを
着ていることが多かったけれど、下はずっとランパンだけだったし。

Les Contaminesを過ぎてしばらくすると雨が上がった。
ボンノム峠へ向けてしばらく登りが続く。上方を見るとはるか遠くまでライトが視認できる。
相変わらず先は長い‥
下方を見ると後続のライトの川がきれいに見える
これはこれで中々感動的。

息を切らさぬよう、マイペースで進む。抜かれることは多く、
抜き返すことはまれ。でもそれでいいと自分に言い聞かせながら進む。
一旦上ると、今度は長い下り。
これもマイペース。でもマイペースを意識するあまりスピードを殺すのだが、
かえって太ももに負担をかけていたようである。

そのうち夜が明ける。多分Arete du Mont-Favreというところ。
雄大な山々の姿が朝日に照らされる。
そのスケールの大きく、静謐で美しいことと言ったら
ここに来ることが出来た幸運を感じずにはいられない。
この幸運はこれからも続くのではないかと、その時は思ったが、
こののち、えらい目に合っているときには霧散してしまっていた
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好調に峠を越えて、クールマイユールを目指す。
クールマイユール手前の激下りも、昨年の反省を受けて、慎重に無理せず
下る。前回と違って明るいので、意外と時間がかからなかった。

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下り切ってCourmayeurに入る。昨年はここまでは暗かった。
声援を受けながら無事到着~。

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イタリア側の街にはこうした水場が何箇所もある。
ボクが思うにCourmayeurのエイドまでにあったこの水場は2011UTMBで鏑木さんと
競っていたマティアスというドイツ人が脚を止めて顔を洗っていた水場に違いない
とおもって撮影。
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