奥三河パワートレイル~その③

 第二エイド~第三エイド

第二エイドである小松の出口で石川さんから
「ここからが本番だよ~」というアドバイス?をいただく。

持参した高低図を見ると、確かにここから、上り下りの
はっきりしたトレイルが続いている。

ここまでの区間は、舗装路も多く、トレイルレースというより
ウルトラマラソンといった感覚に近かった。
緩やかに上る舗装路を走り、いよいよトレイルに入る。

のぼりが苦手な自分
これまでパスした数多くのランナーさんからパスされるだろうという
覚悟の元、必要以上に心拍数を上げないように進む。

ゼーハー上っていると、やはり後方から人の気配‥
振り返ると、なんとお仲間さんのヒデさんでは

ヒデさん ‥ 普段から積極的に山と交わる、正統派トレイルランナー。
自分 ‥ 自宅から走っていける山だけ、たまに交わる無精なランナー。

一旦は下りで抜かしたのだが、ボクよりはるかに登りが強い方であるからして、
このような事態になるのは、‥まあ想定内か。そして抜かれるなこりゃ

しばらくして、一旦尾根に出、尾根伝いにアップダウンが始まる。
これがまた苦しい
第二エイドまでは、下りで走らされた。そのダメージがありありと出てきている。
おまけに、鉄階段やら、木段が多く、疲労度が増す
ヒロッキーの言ってた”本番”の意味が身にしみて分かった

下りでヒデさんを離し、のぼりで追いつかれる、の繰り返し。
誰であっても、抜かそうとしてくる人がいたら、あっさり道を
譲る用意はできているのだけれど
ヒデさん以外に、なかなか人と会わない。
むしろ、前から落ちてくるランナーさんを抜いてしまうくらい。

半ばフラフラになりながら、第三エイドの千枚田に到着。
ここではおにぎりをいただいた。美味しい
レッドブルはちょっと飲めなかったな。
だけどグリーンマグマと塩熱タブレットがたくさん用意されていたので、
いくつかいただいた。
小さな集落の小さなエイドだったけれど、皆さんに温かく迎えていただき、
ホッと癒されたのでした。