おんたけ100マイル~レース①

夜の8時にスタート。
100Kのスタートを待つ人たちの声援を受ける。
ボクにしてみれば絶望的な距離のレースの始まりだけど、
全体的にはレース特有の昂揚感に包まれながら、
暗闇の中を進む。 直後から、周囲のペースが速い。
100Kの時とあまり変わらないかも‥
こんなんで160Kも持つのかな?

少し遅れ気味に進むも、どうしても周りのペースにつられてしまう。

そんな具合なので、心拍数も上がり気味
気を落ち着かせつつ、フォームを気にしながら、100マイルを走る、
という意識をもって走る。

始めのループは100マイルランナーしかいないし、前後に人も多いので
特に感慨もない。暗い中を走っているので、同じ場所をもう一度通るときに
感じられるであろう辟易する感覚もない。

40K地点の小エイドを過ぎたのぼりを心拍数を挙げない程度に歩いたり
走ったりしていた。先は長いのだから、ここで無理することもない。

すると女性ランナーがボクの横を走りぬいていった。
個人的な印象であるが、概して女性は生真面目な性分なのか
力を温存する、といった調整をせず、走り続ける。
それが160Kも続くかどうかは別として、その姿に影響される
自分もどうかと思うが、結局、自分も登り坂を
走ることになってしまった。

次のループはアスファルト道が続く。
このあたりになると、人もばらけて山中の夜道を一人走ることとなる。
心細いことこの上ないが、なるべく考えずに走る

ループを終えると、ようやく100Kランナーと合流する。
比較的、後ろの方のランナー群だろうか?登り坂を歩いている。
こちらはこれまでの流れからゆっくりながらも走って登る。

不思議な感覚なのだけれど、この段階でのぼりを走っていても、
それほどきつい感じがない。
自分なりのペースで登れているので、走ってはいても息が上がることがない。
これまで、こういう感覚は体験したことなかったな~。

周囲は明るくなり、ライトもいらなくなった頃、第一エイドに到着。
経過時間を考えると、予定より遅いようだ。
この時点で目標20時間以内に暗雲立ち込める
そして、やっぱり疲れたな~。まだ半分も来ていないが‥