UTMF~その④

 W1麓~A3富士宮 の続き

 痛めたヒザ
 思った以上の疲労
 おそらく両方からくる吐き気


ここで、この先続けるべきか考える。

ヒザ痛に関してはスタート後、徐々に痛みを増している。
70K時点で走るのに少々難儀するほど
ただ、完走狙いに切り替えるのであれば、走る速度も頻度も大きく減らすことができる。
その分負担が減るわけだから、完走はできるかもしれない。
しかし、それでもヒザの状況が好転するわけではないだろう。
よくて現状維持、でもそれはスタート前にも考えた楽観的な見方でしかない。
これまでの経緯を考えたら、今後さらに走れない期間を延ばすことになる。

も同じ。
完走狙いに切り替えて、各エイドで十分な休息をとりながら進めば回復は
大いに見込めると思う。

でも、完走してどうなるのだろう?
昨年は、ボク自身のまずい走りで、途中大きく失速した。
ケガなどはなく、レース中のミスでもあったので、ボクなりの抗い方で
完走を目指し、そして完走した。
記録の如何を問わず、完走とは良いもので、やはりリタイアとは気分が違う

今回完走して、なにが残るのだろう?
もちろん、応援してくれる方がいて、全員の完走を願う大会関係者がいて、
そういう事情だけでも、完走することに一定の意義は存在するのだろう。
ただ、今回完走したことに対する負の見返りもまた大きなものになりそうだと思った。

走ることが、ボクの生活に決して小さくはない部分を占めている以上、
さらに長引く走れない生活というのは、ひどいストレスとなるに違いない。

そもそも、こうなることは容易に予想できたわけで、それを根拠のない浅薄な考えで
参加してしまったことは、反省しなければならない
でも、参加費36,000円を無下に扱うこともできなかったんだよね

そんなことを歩きながら考えていたら、カラダもやる気も冷え切って、富士宮に到着。