里山テント泊

トレイルを走ったり、トレランレースに参加してはいる。
参加してはいるが、ほとんど山素人‥
山の厳しさを説く、トップアスリートや普段登山をされている方々の
言動などを聞くと、恐縮してしまう。
同時にある種の後ろめたさも感じる
自分みたいなものがホイホイと無防備に山に行ってよいものか?


山でのリスクに対する最低限のたしなみと、
ULに多少の興味があるのとで、山での知見をもう少しだけ広めたい。
でも、一人飛び込むほどの覚悟はない

ということで、できることから始める。
低山でテント泊。
しかも大勢
しかも宴会付き
これならば、万が一のことが起こっても助けてもらえる
ひどく他力本願だけれど、大きく迷惑をかけることもない。たぶん。

自宅から山頂まで6~7Kの里山に6時過ぎに到着。
テントはまだ所有していないので、お借りする。そのうち買います
シュラフはスポーツ店店長おすすめの「ナンガUDD BAG 280DX」
 1 基本氷点下となる場所にはいかない
 2 雨の降る日は行かないだろうが、天候はわからないので、湿気に強いもの
という、ナンパな要求の結果、上記のシュラフとなった。
快適使用温度は4℃ということだが、寒かったら服装やシュラフカバーで調節すればよい。

寝床を整えたら、いざ宴会。
気温はそれなりに低いが、幸い風もなく、ダウンの上下を着ていれば十分しのげる。
自分も入れて総勢9名のモノ好きが、夜の里山で酒盛り
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ひとしきり飲んで騒いだ後、就寝。

ところが、足先がやたらと冷たい。なので寝付けない
考えてみれば、上下はダウンで暖かいが足先は靴下2枚。ダウンのような保温性はない。
帰ったらダウンのルームシューズを買おう

足先を空になったザックに突っ込んで、ようやくウトウト。
そのうち、風が強くなってきて、気温はより下がってきた模様。
寒さが増してきて、ウトウトも覚めてしまった。
寒いのはもともと苦手だが、眠れなくなるほどの寒さというのは、ひどく不快なものだ。

気温に関して高をくくっていたのと、効果のほどを期待していなかったのとで使用していなかったSOLのエスケイプライトヴィヴィを引っ張り出す。

すると、これが驚くほどの効果。
時を待たずして、温かさが伝わってきて、その後は熟睡。足先もポカポカ。
夜明け前に目が覚めたが、気温は0℃。
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寒さに関することでは、今回は良い勉強になりました。
寒さに対して、装備の不備などで必要以上の効果が望めない状況というのは、なんとも絶望的な気分になる。
今のところ、ボクとしてはこれ以下の条件になったら、あっさりと心が折れるだろう。
トレランレースにしても、夜間となればそれなりの寒さになる場合もある。
寒さ対策はそれなりに準備しなければだめだな~と少しだけ悟った、
と同時に、寒さ対策と、今後のUL活動のために経済的負担が増すか?
といった意味で別の寒さを感じた‥という話。