おんたけ”未”エントリー

トレランを始めたころから
「OSJおんたけ100K&100mile」に参加している。
2014年は足底筋膜炎になってしまったので、
参加を見送ったが、それ以外は4回参加した。
いつ果てるとも知れない林道と変わらない景色。
特別魅力的ではない、というか一般的なトレランに求められる、
魅力はおおよそ持ち合わせていないレースである

にもかかわらずあえて厳しい状況に身を置く、という
別な魅力が同大会にはあり、出続けていた。

当初は、100Kのエントリーは開始後しばらくたっても、定員に満たなく、
100mileに至っては、最後まで定員数に満たなかった。

それが今では、クリック合戦なのだから隔世の感がある。
わずか数年の話だけど

で、今まで郵送受付だった100mileの部が今回よりWEBエントリーとなった。
エントリー開始は午前0時‥

通常、ボクは0時まで起きていることはない。
朝ランを行うので、その時間まで起きてはいられない。

まず、そこで鼻白んだ感じになってしまった。

それでもエントリーはしておこうという気になった。
ただし、明朝。
よもや100mileがすぐに定員数に達するなどとは思っていなかった。

そうしたら、まさかの締め切り

UTMFのポイント対象レースであるとか、エンデュランス系のレースに
人気が集まるという要素はあるだろうが‥

OSJ側も予想外の人気ぶりに面食らったのか、追加の募集を行うという。
でも、ボクはもう戦意喪失

もはや「おんたけ100K&100m」は特別なレースではなくなってしまった。
ボクの情熱も、それほどではなくなっていた。

でも、これは足もとを見直す良い機会になったのかもしれない。
毎年の恒例行事になることによって、純粋な参加動機に
別の要素が混ざっていることはあっただろうと思う。

「出なければならない」「出たほうが良い」というような。
本当は「出たい」だけでよいのに‥。
いつの間にやら目的と手段があべこべに‥。
走ることの楽しみや意義、喜びのようなものをもう一度考え直そう

というわけで図らずも「おんたけ~」には不参加となった。
来年になったら、必死に午前0時まで起きているかもしれないが