to 東京タワー

1月にラン友さん(女性)から、
「東京タワーを階段で登りたい」という話を聞いた。
ちなみに、当日は浜名湖1周63Kを走った後の打ち上げだった。 フンフンと聞いていたが、超長距離走にご執心の彼女が、
長距離走好きな自分に、そんな話を持ってきたのには
当然理由がある

要は「東京タワーに登るために、走っていきましょう」
ということらしい

その後、話はメンバー決定、宿手配など、具体性を増していき‥。
3月19日の0時に静岡駅をスタートすることになった。

 1日目静岡~小田原
メンバーは女性1名、男性4名。
うち1名は小田原で離脱予定。
天候は雨‥。しかも予報ではひどく悪くなるらしい
スタート時点から防水ウェアを着て走るということで、否応なく気分は落ち込む。

濡れることによる不快感
体が冷えることによる不快感
冷えにより体の調子が悪くなることへの不安

レースのような強制性もないのに、なぜ敢えてこの天候に、
無謀な行程で進まなければならない?


と嘆いても仕方がないので、こういう状況を楽しむように切り替える。
これも、一つの刺激・経験ととらえれば、それなりに楽しくなる‥はず

序盤5~6時間は暗いので、これといった変化もなく淡々と進む。
由比から富士川までの区間は、まっすぐな旧道が続き、
さらに変化がない

雨脚は強くはないが、止むこともない。
カラダが冷え切ってしまわないように、休憩のコンビニでは
暖かい飲み物をとるように心がける。
栄養補給は基本的に”おにぎり”。
今後、100マイルレースでは固形物を補給食として
摂取したいと考えているので、そのテストも兼ねる。

 補給食について
今回摂取した食べ物は‥
おにぎり、のり巻き、アンパン、焼きそばパン、どら焼き、おはぎ、アイス、
ソバ、アメリカンドックなど。
パンよりおにぎりの方がハラ持ちがよく、満腹感がある。
さらに、パンは発酵食品なのでおなかにガスが溜まる、と聞いたことがある。
やはり自国の食文化はいかなる場面でもおろそかにしてはいけない、という
結論に達する。
ただ、問題はジェルよりトイレに行きたくなる回数が増える
ちなみに甘いものは食べ続けるのが難しい。
ものすごく甘い物好きな自分が言うのだから間違いない
走り出す前は「消費カロリーに見合う分だけ普段我慢している食べ物を
思う存分食べる=高カロリーな甘いものもOK」と考えていたが
疲れも一定レベルまで増すと食欲がなくなり、甘いものとか、どうでもよくなる。
いや、むしろ塩気のあるものが食べたくなる。

箱根までは以前も走った経験があるため、先の展開がわかり、
その分疲労感も少ない。

しかし、相変わらず雨は降り続き、箱根までの上り坂では、
土砂降りとなった
標高が上がるにつれ気温も下がってくる
カラダが早く乾いてほしい、と考え続けている。

やっとのことで箱根峠を超えると、それを境に雨が上がる。
そして昼食をはさんでさらに走り出すころには晴れ間も見えた
陽の光はとても暖かく気分も晴れやかになる
小田原までの下りはクルマ通りの少ない旧道を走り、予定到着時刻の30分前に
小田原につく。
ここまで105K。まあまあ疲れたが、絶望的なほどでもない。
皆で軽めの打ち上げをし、早めの就寝

明日もAM3:00には出発となる。