静岡マラソン

静岡マラソンに参加

昨年の10月くらいから「マフェトン理論」に基づきエアロビック運動をはじめ、
以来スピード練習はほとんどやっていない
“基づき”というか、マフェトン理論にかこつけて、苦手なことをひたすら回避していた、というほうが正しいかも
結果的にタイム向上を計る要素が何もないため、フルマラソンにおける自分の実力がさっぱりわからない。
 そうはいっても一応やってみたこと
 30K走2度:エアロビック運動よりはハイペース、サブ3ペースよりはローペース
 ハーフマラソン出場1度:一応1:25は切った

特にハーフマラソンを走ったことにより、①サブ3は切れそう②だけど、PBは無理そう
という結論に達し、計画を立てた。

スタート~5K:キロ4:21~4:25
6K~20K:キロ4:16~4:20
21K~30K:キロ4:11~4:15
30K~ゴール:キロ4:05~4:10
この目安で行くと、たぶんギリギリ、サブ3。
58分台あるいは59分台くらいか?

ただ、これもただの青写真にすぎないので不安はありありと残っている。

 スタートまで
前日までの天気予報では、3年連続の雨も懸念されたが、意外や意外、雨が降っていない
早めにゴールできれば、濡れずにすみそう
市民文化会館に赴き着替えをして、スタート地点に早々と並ぶ。
なので、ノースリーブ、きれきれランパンの本気ランナー群の中に入ってしまった
気温は高くなる、とのことだったので、アームカバーなし、ファイントラックなし。
実際、朝方でも寒くはなかった。
並んでいる間にトイレに行きたくなるが、まあ大丈夫だろう。
スタート時点では雨模様どころか、きれいな晴天
静岡マラソンにこのような時がこようとは‥
気持ちよくスタート



 前半
入りは4:10台前半。速すぎるので、4:15過ぎくらいまで落とし、あとはその負荷に従って、進む。
地味にアップダウンがあるので、タイムは安定しないが、計画より少し速いかも。
しかしながら、息遣いは安定、ペースも思っていた以上に大変ではない。このまま行けるかも、という希望がチラとわく

暑くなりそうなので、給水所ではスポーツドリンクを必ず取るようにする。
例年大浜までの20K手前までは問題なく走れているので、今回もそのように。
ハーフは1:30:23くらい(記憶では)

 後半
ハーフを過ぎて久能街道に出る。
ひたすらまっすぐな海沿いのコースは一見走りやすそうだけれど、
変化がなくて意外ときつい。おまけに風も強いので、体力を削られる。
しかし、今回は風がない
天気予報通り雨雲も出始めてきており、日差しもよい具合にさえぎられている。
これだけの好条件ならば、もっとペースを上げても大丈夫かも?というスケベ心も湧くが、
現在の自分の実力が図れないので、無理は禁物。

予定通り少しだけペースを上げるが、さして苦しくもない。これで計画通りに事が運ぶことを確信する
こうなると、いつもの通りペースが落ち始めたランナーを抜く展開が続き、気分もよくなる。

しかし、そうはいってもフルマラソン。甘いことはそうは続かない。
暑さのせいか両ふくらはぎが攣り始める。塩熱タブレットを摂取するも、数に限りがある。
脚を上げずにすり足気味にと、いろいろ試しながら、何とかごまかす。

ごまかすが、攣りそうになる頻度は、次第に増していく
35Kくらいで、突然シャワーのような雨が降り始める
でもポジティブにとらえれば、体が冷やされて、ふくらはぎにはいいかも
予定ではここらあたりで、スパートをするつもり。脚のダメージもあまり感じられず、心肺的にもまだ余裕がある。でも力を入れると脚が攣る。
もともと、ギリギリサブ3を狙っていたので、いったん立ち止まってしまったら、サブ3は一気に赤信号

なんとかサブ3ペースの4:15をキープして先を急ぐ。
いつもはとらない40K過ぎの給水所でもスポーツドリンクをとる。
頭の中は攣らないように考えるので必死。ボクへの応援もあったようだけれど、あまり聞こえてなかったみたい(スミマセン)
何とか2:59:23でゴール

 ゴール後
ほんの1分前後でゴールしたお仲間と、健闘を称えあい、気持ちよく終える。
普段通っている鍼治療の先生が、ボランティアのマッサージをうけると、後日のダメージがだいぶ軽減される、とのアドバイスをいただいていたので、マッサージを受ける。
実際、翌日のふくらはぎへのダメージはほとんど感じられない
足裏は血マメが何か所かできていたので、そちらは時間がかかりそう

事が思い通りに運んだことは気持ちがいいし、スピード練習がなくても、悲観的な状況には
なっていなかったことも一安心。
一時的なことかもしれないが、今回のことで自分なりのスタイルが見えたような気もする。
普段の走りをタイム短縮のための手段ととらえる考えもあるのだろうけど、ボクは走るのが
楽しいので走っているのだから、しばらくは今のやり方のままユルユルと走ろうと思う。