to 東京タワー ~2日目

前日小田原まで105Kを走った。
そして午前3時に小田原をスタート。 小田原から別メンバーFくんが加わり、東京へと向かう。
序盤は右手に波うち音を聞きながら走る
昨日の疲れはあまり感じない。おなかがゴロゴロしている。
内臓疲労であるとか消化運動が低下しているとかかな?

標識には大磯であるとか江の島だとか見知った地名が
現れ始める。
同じ海岸線でも、静岡と違い、なにやらハイソな雰囲気がするのは
気のせいだろうか?
そんなことを話しながら走っているうちに雨が降ってくる

天気予報って雨だっけ?
予想していなかっただけにショックは大きい。
また濡れるのか‥

ここ数日、すこぶる良い天気だっただけに、昨日今日の悪天候が恨めしい
しかし天候には逆らえないので、おとなしく防水ジャケットを着て再出発。

戸塚あたりで国1沿いにコースを移すも、車専用道路となる。
仕方なく迂回道路を探しながら進むが、ちょっと道迷い
Fくんのスマホでナビを見ながらの行程だったが、住宅街の中を進むので、
どこにいるのか見当がつかない。
目指すべき対象が不明となると、人のモチベーションは下がるものらしい。
道を探しながらということもあるが、ここで一気にペースダウン
数時間後に無事復帰できたが、Fくんがいなければ遭難しているところだった

その後はペースも安定し、お昼ころには横浜に到着
ここまでくるとゴールも具体的にイメージでき、やる気も出てくる

しかし、右足首に痛みが出てきた
くるぶし上に疲労性のコリ。腰にもコリ。
これらは信号待ち毎にマッサージをして対処する。
だけど、右アキレスけんの痛みは少し厄介

舗装路とは言っても、アスファルトやコンクリート、石畳、グレーチング部分の鉄など、
いろいろな材質がある。
接地面だって平たいばかりでなく車道と歩道の境や側溝のふたの上など、
微妙なアップダウンがある。
ここまで100マイル走ってきたのだから、変調をきたしてもおかしくはないだろう。
だけど、まだ20K以上あるし‥

もちろんここでリタイアは考えられないので、そのまま進む

さらにさらに問題が
東京タワーを階段で登るのが最終目標なのだが、その終了時間が
16:00とのこと。
逆算すると結構ギリギリ‥
徐々にスピードを上げて、先を急ぐ

そうこうするうちに多摩川上にて”東京都”の標識が
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※写真拝借
まさか自分の人生で走って東京まで来る日が訪れるとは思わなかった‥
う~ん感慨深い。

しかし感傷に浸ってなどいられない。本当にギリギリ
このころから、うっすらと東京タワーが見える
ビルの合間からだけどゴールは確かに存在した。

あとはラストスパート。
しかし、200K近く走って最後にスパートしなければならないなんて‥
無事階段口終了3分前に到着~
と、思いきやチケット売り場には長蛇の列
そっか、3連休の中日、超メジャー観光地の当地‥。
想定外の、というか想定していないボクらが悪いのだけれど、
行列により、最終目標はかなわず‥。

とは、ならず、Uさんが売り場のお姉さんにお願いしたら、
急いで登ればOKということにしてくれた

急いで階段口に向かい、急いで登って、無事ゴール。
展望台で飲んだビールはことのほかおいしかった。
(急いで階段を上ったのでのどがカラカラだった)

その後、東京タワーのランステで汗を流し、Sさんの弟さんが経営している
スペイン料理屋さんで打ち上げ

大変な行程だったとはいえ、自分では思いつかない企画。
楽しかったです

企画してくれたUっち~さん、箱根越えのナイスアシストなOさん、
迷走中のナビゲートのFくん、東京タワーに登るために交渉してくれたUさん、
打ち上げ段取りしてくれたSさん、みんなありがとうございました。

と、ここで、何にも役に立っていないのは自分だけだったという事実に気付く‥
そろそろ他力本願な性格から抜けなければならないと感じ入った次第です。
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