白峰三山

今回初めて白峰三山に行ってきました。
というか連れて行ってもらいました

アルプスの山々がきれいで壮大であろうことは、
TVや旅行雑誌等の媒体からおおよそわかっている(つもり)。
だけど
 ひどい出不精
 ひどい乗り物酔い
なので、自分から行こうとはしなかった。
夏の登山シーズンになるとFB上でも白峰三山縦走の報告などが
アップされていて、「行ってみたいな~」とチラとは思っていたので、
今回のお誘いに乗ってみた。

 3時頃静岡出発
個人的な人間性として、生活リズムを変える行為にやたらと
エネルギーを使う(気がする)。
出不精なのも、こうした変化を嫌うからだと思うのだが‥。
まあ実際は、そんな大げさな話ではなく、始発バスに間に合うために
これくらいの時間に出発。
それでも2時間程度で、奈良田駐車場に到着してしまうのだから、
意外と近いのだな~と思った。
何かと便利な世の中なのだ。

 広河原に到着
今回最大の懸案であった、バス移動は何とかクリアする
ひどい乗り物酔い持ちのボクにとっては、バスの山道移動は
こうしたイベント事の成否を大きく左右する。
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 北岳
今回のメンバーはボクを含めた4名。
皆、似通った走力なので、行程スケジュールは問題なし
出発前に一応ルートの確認をするが、初めの分岐でいきなり間違える
ある意味、さすがの安定感

それ以外は特に問題なく北岳に向かう。
稜線上まで登ると、遠くに中央アルプス、近くには甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳だけなどが
見える

 一応、地図でも確認したが、「AR山1000」というアプリを使うと、
スマホ画面上に映る山々に山名が表記されて、とてもわかりやすい

 北岳間ノ岳農鳥岳
北岳に上がると、これから先に進む間ノ岳農鳥岳が見える。
そしてそれらをつなぐトレイル。TVや雑誌などでも見たことある
でも、実際に見るとやはりスケールが違う。来てよかった
午後からは雨が降る、といった予報も幸いと外れてくれたようで、強い日差しがボクらを
照らし、順調に日焼けを促してくれる(下山後、皆、黒くなっていた
稜線上に吹く風も、暑くなったカラダを冷却してくれて心地よい。
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しかし、北岳間ノ岳農鳥岳をつなぐ稜線を進むのが思いのほかきつい
イメージでは、美しい稜線を軽やかに走りながら移動するつもりだった。
実際は、100m~200mの高度を登り返すので、薄い空気とこれまでにいくらか
体力を消耗したカラダでは、なかなかの重労働。

白峰三山縦走は思った以上の難易度だった。

 下り
農鳥岳を過ぎたら、そのまま山を下り、駐車場の奈良田まで戻る。
3000mから1000mまで一気に下るので、これまた大変
比較的急傾斜で、岩がゴロゴロしている個所が多く、スピードも出せない。

なぜか今回はつまづくことが多くて、2~3度滑ったり転んだりしたのだが、
大門小屋を過ぎたあたりでも、派手にヘッドスライディング
顔面着地で、数か所から出血
痛かったけれど、幸運にも岩にカラダを打ち付けることはなかった。
岩がゴロゴロしていて、岩につまづいた。倒れこんだ顔面真横にも岩
「まだ死んじゃだめだよ」というお告げか?なんにせよ良かった

全行程27K。累積標高は2500mくらい?
来週にはウルトラマラソン参加も控えているので、軽い山行くらいに考えていたのだが、
ひどくハードで、随分と疲労を残してしまったのでは
という不安以外は、たのしい山行でした。