睡眠について

京都タワーツアー(未遂)で、「疲れ切った際の気持ちの在り方」について反省すべき点があった。
ポジティブに捉えようとするも、ネガティブな感情しか出てこない‥
置かれた状況の捉え方によって、ボクはその場を楽園にすることもできたし
地獄にすることもできた
結果、本来望むはずもない地獄を選んでしまったというわけだ。

もちろん、ココロの弱さもあるのだけれど、
今回の失敗直後に読んだ本(「選択の法則」)の中で、腑に落ちた一節があった。
ある心理学の実験に関する一節で、

「~協力者にポジティブな言葉、ニュートラルな言葉、ネガティブな言葉のリストを渡して、それを覚えてもらう。その後7、8時間の睡眠をとってもらうと、寝ざめた後も80%の言葉を思い出すことができる。しかし言葉を覚えてから、睡眠を与えずに36時間後にテストすると、ネガティブとニュートラルな言葉はほとんど思い出せるのに、ポジティブな言葉だけは59%しか思い出せなかったという!(中略)睡眠が不足すると、脳が中枢神経系に危機的状況が迫っていると考えて警告を発し、身の回りの脅威-すなわちネガティブなこと-をスキャンし始めるのである。」

スタート前夜1時間のみの睡眠、その後、24時間走り続け‥。
今回の状況は、ほぼ上記のごとくではないか
であるならば、今回のネガティブ思考も生物学的に致し方のない部分もあるわけで、
単純に暗い人間ではないということがわかりホッとした
(とは言っても、基本ネガティブ思考に支配されている性格だけど

やはり、睡眠による休息というのは大切で、
人は1日6.5~7.5時間の睡眠が必要らしい
それを下回ると、死亡リスクが2倍以上(正確な数値は忘れた)に増えるそうだ。
ボクは朝ラン派なので、朝早く起きるのだが、今年の冬は、
平日は5~5.5時間くらいの睡眠時間だった。
お年寄りだから早く起きてしまうのではなく、それなりに努力して起きたんですよ
だけど、その期間、安静時心拍数は上がりっぱなしで、これまでの心拍数に下がることはなかった
疲労しているのだろう、ということはわかっていたけれど、
走れていたから睡眠時間にまで気が回らなかった。

適正な睡眠時間の記事を読んで、起床時間を遅らせ、走る距離が減ったら、
安静時心拍数も平常時に戻った。
追い込みも大事だけれど、若くはないし、休養時間も合わせての効率的なトレーニング、
という話も聞く。
睡眠はきちんととり、レース等、睡眠を満足に取れない状況では、
上記のような症状が現れるということを知っておくことが大事だな、と思った次第です。