トレニックワールド試走

少し前になりますが、次回参加予定の「トレニックワールドin彩の国100マイル」の試走に行きました。
ボクは、基本的に試走は行いません。


・ 面倒だから

まあ、ほぼこの一点に尽きるのですが、本大会の前回完走者がゼロという結果から難易度の高さが予想され、なおかつ昨年参加したフランスの100マイル大会で何回かのロストを経験し、ひどく気持ちの面でダメージを受けたことを踏まえ、自らの走力以外の部分で憂いを減らしておこうと思い立ち、(ボクにとっては)はるばる埼玉県まで出向くこととなりました

試走と言っても、すべてのコースを見て回るのは無理
本大会は北回りを1周、南回りを2周走るというコースとなっている。
南回りの2周も全く同じコースではないのだけれど、2/3くらいは同じルートが重複する。
北回りは序盤で、明るいうちに走れるし、前後に人もいるだろうから、コースロストする可能性も低いと判断し、今回はパス。
南回りを1日1周の2/3、およそ35~40キロを2日連続で走り、南回りの2周分を見て回ることにした。

 1日目 スタート~東吾野駅(1周目のコース)
一応、HPから取り寄せたコース図とコンパスを片手に走り出す。山に入る入口のお寺では「つつじ祭り?」が開催されていて、入り口がよくわからなかったけれど、どうにかコースを見つけ進む。
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途中から、トレニックワールド用のテープが分岐につけられていて、おおむね、コースがわかるようになっていた
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それでも見知らぬ土地で迷子になるのは嫌なので、慎重に行き先を確認しながら先を急ぐ。
 8:30頃スタートして、東吾野駅に着いたのは15:30頃?途中、カミナリが近くを通ったり、チョコチョコ、ロストしたり、前週の「チャレンジ富士五湖」での疲労があったりといった要素はあったけれど、時間がかかりすぎていない?しかも結構疲れているし

 2日目 西吾野駅~ゴール(2周目のコース)
 1日目で結構疲れてしまい、疲労を抱えたままスタート。1日目と違い快晴。またもやチョコチョコ、コースロストをしながらも東吾野駅到着。やはり試走に来ていたランナーさんがいたので、何となく後ろにつかせてもらいながら、コース確認。
ただ、疲れがひどいので、「桂木観音」から少しショートカットをして、ゴールに到着。40Kで8時間くらいかかってしまった

 全体的な印象
「ザ・里山レース」
特別高い山はなく、標高4~500mくらいの山を登ったり下りたり‥。
走れるパートはそれほど多くない。ただただ、時間とスタミナを消耗していく感覚
前回の完走者ゼロは9月の暑さと天候不順および制限時間の厳しさといった悪条件が重なったための結果だろうと思っていた。実際そうなのだろうけれど、コース自体のハードさは中々のもので、試走の2日間ですっかり疲れ果ててしまったボクは「果たして完走できるのかな?ひょっとしたら関門アウトなのでは?」と不安いっぱいになり、大げさに言えば“走る=生きる”くらいの重要な行為であるランニングが嫌いになりかけてしまった

精神的な状況は、いろいろな環境下で変わるだろうから、ランニング嫌いは一過性のモノだろうけれど、「トレニック‥」に対する不安は消えず‥。

 その他
  途中から同行させていただいたランナーさんから聞くところによると‥
北回りの方が難易度が低く、時間も南回りほどかからないそうだ。
まあ100km部門も合わせたランナーさんが前後にいるだろうから、北回りは大丈夫として
  一応、南回りのコースは大体確認したが、夜間や疲労により判断力が鈍ってくると、容易にロストするだろう。やはりランナーさんに確認したところ、今回つけてあった目印となったテープはそれほど増えないとのこと。正直、自分には少なすぎる気がした。結果的に正しかったが、先を進むのに不安を覚えるところは何ヵ所もあったし、明るいうちでもトレイルの不明瞭な個所もあった。どれほど間違わずに行けるだろう‥?
  いろいろなことを考えているうちに、本番前から疲れてしまった。バイオリズム的に気持ちが弱っていることもあるのかもしれない

これは”子の権現”の仁王像。夜中に真横を通ることになるが、知らなかったら、死ぬほどびっくりしたことだろう。
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