第二回飛騨高山ウルトラマラソン~その②

スタート前
AM2:00すぎ起床。

食べて準備してスタート地点の市役所に向かう。
明け方なので半そででは肌寒い。
生活リズムが狂ったせいか、トイレに行きたくならない。
しかしトレランレースと違い、エイドはそれなりに多い。
それほど深刻な事態にはならないはず。

スタート~丹生川支所(54.4K)

まだ薄暗い4:45(ウェーブスタートの前半)にスタート。
スタート直後に美観地区を抜けていく。
これはこれで中々の演出
朝早いにもかかわらず、沿道にも応援の方々がいる。いいっす

心拍計を見ながら、努めて平常に‥。
とはいっても、いつもそれができないゆえ苦労するのだけれど。
レースという場での高揚感であるとか、アップダウンが多い、
コースの特性であるとか、中々思うようにはいかない。
それでも気持ちよく走れる感覚を維持しつつ進む。

10K過ぎたあたりの最初の登りだろうか?
周囲のペースも大分落ち着いてきたころ、後方から、
勢いのある足音が。
「ここに来て、この登りで、この足音。どこの無謀なランナーであろうか?」
あっさり抜かれた背中を見ると、色違いのゼッケン。
どうやら15分遅れでスタートした後発の100Kランナーらしい。
あれがトップのスピードなのかな?あのペースを維持したまま走らなければ
ならないとしたら、ボクは夢の中でもトップになれん

別世界のランナーさんは気にせず、ひたすら自分ペース
ただ登りの遅さは相変わらずで、とっとこ抜かれていく
下りに入ると逆にピュ~。でも、これから長丁場なのに下りで
抜いて大丈夫?脚持つのか?

エイドには、必ず立ち寄り、水分&食料補給。
水分はスポーツドリンク。なければ水を1~2杯。
まだ気温は低く、それほど汗もかいていない。
食べ物は基本アンパン(UTMFとは違い、しっかりアンパンがあった
またはおにぎり
口に入れて、1~2つ手に持って、というパターン。
特産品があれば必ず食べるっ

適応期?まっただ中からのレース突入だったが、別段、調子は悪くなさそう。
スタート直後はカラダが重かったが、途中、トイレに行ったり、汗で水分が抜けたり
しているうちに、いつもの感覚に戻った様子。
スキー場までの今レース最大の登りも特に意識なく走って行った。
まだ序盤で体力があったからであろうけれど、徐々に前のランナーを抜かしつつ、
いつ電池切れをおこして大失速するのか、それが気になった。
気になったところでペースを変えないのが自分の悪いところである
それも承知しているのでなおさら不安

最大高度からの長い下りに入る。
少しずつ心拍も上がり始め、脚の弾力も無くなってきた感じ‥。
途中で42.195Kの表示。時計を見ると3:45くらいだったかな?
もうちょっと速いかと思っていたのだけれど‥。

降りていくと、人里が

レースを通じて山を越えて人里に出る、というパターンを繰り返すのだが、
どこにいっても、家の前から、あるいは畑仕事をしながら、あるいは
子供たちが友達通しで連れ合って、声援を送ってくれる。
こうしたコース上の人々に等しく浸透しているであろうホスピタリティ的な
対応は、とても素晴らしくて昨年のUTMBを思い出した。
規模は小さいけれど、こうしたレース全体をつつむ暖かな雰囲気は
このレースの評価が高いことの証左であると思う。
もちろん、各エイドでのスタッフさんであるとか、MTBを乗りながら声援を送る(あの人たちも
スタッフさんかな?)の対応も、大満足です

その後、ほぼ中間地点であり、周回コースのはじめである丹生川支所へ
これまた声援が多くて、その前だけついついペースが上がる
ここでは、焼きそば、トマトシャーベット、みたらしだんごあり。
トマトシャーベットが見当たらず(というか目の前にあったのに気付かなかった)
みたらし団子だけ食べて、後半戦へ突入~

その③へ続く