富士宮駅伝~その②

続き

当日、ATCに集まり、スケジュールの確認をする。
ゼッケンが手渡されて、それぞれの持ち場へと向かう。

空はどんより。予報では大会中は雨だそうな。‥嫌だな
3区スタート地点近くの中学校にて車内待機していると雨が降ってくる。見事予報通り。

点呼を済ませすと、遠方から花火の音が。いよいよ始まった。
しばらくして、ウォーミングアップのために外へ出ると、雨が激しくなってきた。
も~アホか

スタート地点で待機していると続々とランナーがやってくる。
そしていよいよ自分の番。
遅いながらも、とりあえずの計画としては‥

 最初の2Kは自重、そこからは成り行きで行けるとこまで。
 肩甲骨を意識的に動かしてスピードを維持する。

そして、これは今回最大のミッションなのだが
 とにかくタスキをつなぐ
これまた後で聞いたのだが、4区は繰り上げスタートがあるそうで、
トップから15分遅れのチームは等しく繰り上げスタートの対象となるらしい
3区までのトップとの差を考えると、微妙なタイミングとなりそうである
自分のところでタスキが切れるのはまずい

とにかく、できるだけのことはしよう

タスキをかけて、いざ
そして、最初の1Kをかなり飛ばしてしまい、早くも計画はとん挫した
序盤から苦しい。そして意外という言葉以上に寒い

タスキを手渡す感覚が鈍るのは嫌だと思い、手袋をせずに出走したのだが、
あまりの寒さに、ひじから下とひざから下の感覚が早々に無くなる。

序盤のオーバーペースがたたったのと、坂道の傾斜が強くなって
自分でもわかるくらいペースが落ちる。
心拍は落ちていなさそうなので、頑張ってはいた。

肩甲骨を動かし腕は振っているのだが、寒さにより感覚がないので
いまいち、よくわからない。
数人は抜いたが、それ以上に抜かれた
なので、前に進んでいるのかどうかもおぼつかない感覚になる。

しかし、一応進んでいたようで、やがて4区地点。
ヘロヘロになりながらタスキを渡す

それから1~2分後、ピンクのタスキを付けた繰り上げランナーたちが走っていった
あぶね~

その後着替えてゴールに行くと、つながったたすきをかけたアンカーが無事ゴール
結果も半分以上と、ボクとしては上々の出来

その後、打ち上げ
配布された結果表を見ると、わがチームの総合順位と、ボクの区間順位が一緒
ということは、すくなくともメンバーに迷惑はかけなかった、ということか。
この結果には一安心

すごく苦しかったし、走る前の長きにわたり不安な気持ちを抱えたまま過ごすことになった。
こういう経験は、今回限りでいいだろうけど、チームで走るという行為自体は
楽しかった、と終わった後で気づいたのでした。