富士宮駅伝

富士宮駅伝に参加しました。

昨年は別チームで参加。駅伝特有の使命感と、終始上り坂という苦手なコースによりレース史上最高の苦しみを経験した。(少なくとも心肺の苦しさは一番)
無事にタスキもつながり、それなりの達成感はあった。
だけど、短距離走では、控えめに見ても役に立っていない現実的結果と、そもそも苦しさからできるだけ距離を置きたいというスタンスから、二度と出るまいっと心に決めたはずなのだが‥
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すさまじい忘却力と、誘われると断り切れない性格の弱さ?が災いし、今年も参加することになってしまった
とはいっても、それなりに対策を講じるわけでもなく、漠然とした不安を抱えながら当日を迎えた。

どういう意思が働いたのかはわからないが、前日から雨が降り始め、深夜は暴風に何度も目を覚ました
ただでさえ不安だらけのレース前であるのに、なぜこれほどの悪天候がめぐってくるのか?
何かに毒づきたいが、何に毒づけばよいのか思い当たらない‥

足元をびしょぬれにしながら集合地点まで行き、そこから富士宮市役所へと向かう。
今回、ボクは2区を担当する。
前回は終始登りっぱなしだった3区は断固辞退し、2区担当となった。
昨年同様、3区でない、という理由だけで安請け合いしてしまったが、2区も行程の多くが上り坂で構成されていることを、後日知る‥

バスで、中継地点に向かい、雨の中、スーパーの軒先に座りながら、寒さに震えてじっと待つ。
予報によると、本日は記録的な暖かさらしいのであるが、2月の雨降る屋外でじっとしていれば、寒いに決まっている。

寒いので、先週の「森町ロードレース」で味を占めた“甘酒”をいただく。
少し発酵が進んでいるのか?前回よりちょっと苦手‥

午前10時に1区がスタート。15分くらいアップを行い、1区のヒデさんを待つ。
やがて来る走者のゼッケンが次々とアナウンスされる。
タンクトップのランシャツとキレキレのランパンを履いた、いかにも速そうなランナーが続々登場
当駅伝らしい、ファンランじゃねーぞ的な空気がボクを緊張させる。何事も“そこそこ”を旨とする自分には苦手な空気だ
しばらくすると、ヒデさん登場。う~ん、意外と速い。まあ速いというのはある程度分かっていたけれど、遅く来てくれた方がボクへのプレッシャーも減じられるという打算的な想いが口に出てしまった

無事タスキをもらい、(今更)覚悟を決めて走り出す
すると道を曲がっていきなり登り

前半は抑えていこうと決めていたのに、予想外の登り坂でとまどい、早くもペースが乱れる。
せめて、コースについて下調べしておけばよいのだが、それをしないのがボクの浅薄たるゆえんである。

のっけから息が上がり、苦しい展開となる
こんな悪天候でも、沿道の応援は切れ目なく続く。ありがたいことです。
しかし、お礼を返す余裕は全くない
息は上がるが、スピード感はまるでなし。案の定、昨年に引き続き中学生に抜かれた。

昨年3区との違いは、途中フラットなコースも含まれているということ。
登りで数名に抜かれ、フラットな場所で数名を抜かす。
仮にもトレイルレースに出る身として、登りで抜かされるとはどういうことだ?と
自問するも現実はこういうこと
とにかくできることをやるしかない。苦しいけれど、それは永遠でもない。わずか5kmのこと。

最後の坂を上り切り、ようやく3区にタスキをつないだ。
自分はすべてを出し切った?いろいろな下準備を行っておけば、もうちょっと出来たかも?
まあ、とにかく苦しい思いはした

その後、着替えて(3区の更衣室はお寺の畳の上2区とはずいぶんと差がある)バスでゴールに向かった。
中継地点ごとにFBから情報が来、タスキがつながったことを知る
前回もそうだったが、所属チームはタスキがつながるギリギリのラインに位置しているので、そこが一つの目標となり、士気も上がる。今回も迷惑かけなかったようでよかった

終了後、お風呂に入り、ビールを飲みながら昼食。
タスキをつなぐ、という目標を達成し、それなりにやり切った後のビールは美味しく、「やった甲斐あったな~」としみじみと実感した1日でした。
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大会終了後、晴れるという事実が憎たらしい