アラウンド竜爪100マイル~その③

 3周目

2周を終えて、距離は80K。
3周目はナイトパートとなる。
意識的にペースを抑えたためか、さほど疲労感もなかったのだが、
ロードを走り始めたら、強い疲労を感じる
これから残り80K走るという事実が信じられなくなるくらい

ナイトパートの前半は〇田さんにサポートをお願いする。
気を使ってボクのペースに合わせてくれるが、
当の自分のペースが恐ろしく遅い

特に登りはひどくて、少しの坂でも息が切れる。
その割に心拍数は低い‥。
これはよろしくない兆候で、このあと疲労が重なっていくと、
心拍数はさらに上がらなくなり、苦しさだけが増していく。
そうなると補給も受け付けなくなるし、吐き気も催す。

とにかく過度にペースを意識せず、イーブンだけを心掛ける。
同行者がいると、話をしながら進むことができるのでリラックスはできる

街の明かりが見えたり、新東名を走る自動車の走行音が時折聞こえるが、
山中は暗く寂しい。やっぱり一人じゃ無理だった。

苦労して高山を登り、丑三つ時の穂積神社に到着する。
ここから同行者が〇田さん(別の〇田さん)に代わる。
穂積神社でも温かい飲み物や食べ物でおもてなしを受ける
真夜中まで一緒に付き合ってくれた〇田さん、
真夜中から一緒に付き合ってくれる〇田さん(別人)、
二人の送迎をしてくれた〇井さん。
どうもありがとう

竜爪の登りもスローペースだったが、何とか登り切り、
下りの途中から空が白み始める。
前日の雨と高温多湿な環境のせいだと思うのだけれど、
下界はきれいな雲海が広がっている
竜爪のような低山からこれだけの雲海が見られるとは思わなかった。
二人でしばし感動。
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さらに進むと、ヒデさん登場
なんと出社前の時間を利用して、来てくれたらしい
その後も、〇子さんや〇合さんとも合流。
日曜日の早朝から、ありがたいことです。

夜の間にひどくペースが落ち、予定していた時間を随分とオーバーしてしまった。
しかし裏を返せば、体力温存したともいえる
日が昇った高揚感と、皆に会えたうれしさも相まって、
賎機山でなぜか復活。ペースが戻る。
疲労感も増すことなく、登りはさすがに遅いが、それ以外のパートでは、
問題なく走ることができる。それなりに心拍数も維持できている。

いよいよ最後の周回だ。天気は良さそう
水分補給だけは気を付けて、清水公園へと向かう。