ほぼ年1山行~野口五郎岳

毎年、夏に1度だけ行くアルプス山行。今年は機会に恵まれて第2回。
北アルプスの“野口五郎岳”に行くことになりました。

北アルプス‥遠い、行くのが大変、乗り物酔い、疲れる、危険そう、などなど、ネガティブなイメージしかありませんでしたが、連れて行ってもらえる機会があるのなら、是非お願いすることにして、行くことになりました。(なので初北アルプス

翌年(翌々年?)には全面開通する予定の「中部横断道」。これまで下道で行くしかなかった山梨までの行程を高速道路でつなげてしまうという、たぶん30年位前からある計画がようやく実現するモノ。
もう半分くらい使用可能なので、その道路を使って、アルプスへ向かうのだけれど、まぁ、これが早いこと。
おおよそ4時間くらいで、七倉の登山口駐車場に到着。

5Kほどロードを走り、高瀬ダムに到着、ここから川を渡って登山口へ。1300mくらい上って烏帽子小屋に到着。
登っている途中は滝汗だったけれど、上は涼しいな~。天然クーラーだな~、などとベタなことを言いながら休憩。
曇り空で、雨が近いせいか風もあり、少し寒いくらい。ただ、視界はそこそこよく、他の山々が一望できます。
このまま稜線沿いに野口五郎岳まで、進む。大きな岩がごろごろとしているところもあるけれど、急な上り下りもないから、歩いたり走ったり。

※ちなみに、岩がゴロゴロしているから「五郎岳」、歌手の野口五郎は「野口五郎岳」から命名したんだよ。知ってた?(ヒデさんより受け売り)

景色はいいし、涼しいし、走れるしで、気分は良い♪
おまけに、裏銀座で100名山でもないせいか、ハイカーもとても少ない。
ヒデさん、〇田くん、〇林さん、ボクでキャーキャー言いながら走った。
来たら来たで楽しいんだよね。自宅から、走って行ける距離にこれがあればいいんだけど。

無事、野口五郎岳に到着。前方に見える「水晶岳」は雲に隠れて見えず、他の山々も雲がかかっており、天候が崩れそうな感じだったので、当初の予定だったピストンはやめて、南真砂岳を経由して、晴嵐荘という比較的新しい山荘へと下って行った。

ここから10K以上走って高瀬ダムまで戻り、さらに5Kほどロードを帰る‥。
下まで降りてきて、気温も上がり、また汗だくで帰るのか~、と少しいやいやながら走っていたけれど、意外にも高瀬ダムまではほとんど未舗装路とトレイルで、しかも適度なアップダウンが続きとても楽しくて走りやすい。高瀬ダムにつながる川に沿いながら走っているので、見た目もさわやかだし、道中に点在するトンネル内はとても涼しいし、まったく飽きることなく走り切ることが出来たのでした。
ついてるな~♪

まとめれば、「ま~、来てよかった」ということです。
やはり、物事は体験してみなければわからないわけで、静岡で「暑いな~」などとブーブー言いいながら走るのも悪くはないのだろうけれど、見たことの無い世界を見て、やったことの無い経験をして、ボク自身の世界が広がれば、それはとても有益なこと。

帰りの安曇野で、おそばを食べようということになり、特産のワサビと組み合わせた「わさびそば」が死ぬほど辛かった、というのも良い思い出。
(辛い辛くないのレベルではなく、鼻は常にツーンとしているし、そのうち頭が痛くなってきた。罰ゲームかと思った。あれは正解なんだろうか?)