月例100マイル~グランピングin河口湖①

8月の「月例100マイル」は、走らない数名の友人と走っていく数名の友人による「河口湖グランピング」へと向かう。

グランピングとは‥
グラマラス/Glamorous(魅力的な)とキャンピング/Camping(キャンプ)を組み合わせた造語で、自分でキャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりすることなく、自然環境の中でホテル並みの豪華で快適なサービスが受けられる、新しいキャンプスタイルのことがグランピングと呼ばれています。

ということです。
普通にクルマで行けばいいじゃないか、という指摘は当然としてあるのだろうが、「月例100マイル」を遂行するにあたり、何らかの理由づけによって「月例100マイル」にある種の新鮮さをもたらさなければならない、というのは、“なんだかんだでメチャ大変”という160キロランニングには(たぶん)よくある発想。

100マイルに限らないだろうけど、行動するには何かしらの正当性が必要なのだ。特に、ある程度強いメンタルを要求される超長距離ランなど。

そんなわけで、静岡駅➜富士山➜富士五湖で残りの距離稼ぎ=100マイルのスタート。
だけど、あいにく台風の影響で富士山の天候はボクらを簡単に吹き飛ばすほど荒れているらしく、富士山登頂は断念して、その周りの町をぐるっと回りながら、河口湖を目指すことにした。

空は、どうしようもなく重たい雲に覆われていて、走っている最中も、降ったりやんだりを繰り返す。
ちなみにメンバーは自分、〇井さん、〇ッチーさんのいつもの3人+準レギュラーの〇原さん+やはり準レギュラーの〇松さんの計5人。

天気が悪くてもロードではあまり関係がなく、淡々と進む。ここから芦ノ湖を経由して河口湖を目指す。というのが代替えルートだったのだけれど、富士あたりで、〇松さんがATCstoreに石川弘樹さんが来ているという情報を一堂に伝える。
中だるみしてきた一行の中に放り込まれた新情報。急に色めき立つ女子。やや色めき立つミーハー男子。
走ることが好きな者の中では、当然「走るのが速い」ということは、一定の価値があり、「走るのが速い有名人のイケメン」となれば、さらに価値がある(と思われる)。

そして、100マイルを走るには何らかの理由付けが必要、とくれば富士宮へ寄り道するしかない。
そんなわけで、急きょコースを変更し、ATCstoreへ向かう。
向かい始めた途端、何かの兆候なのか土砂降りになる。
少々、時間のずれはあったけれど、無事、石川弘樹さんに会うことが出来、信越五岳のお話などをさせていただいた。

※ 「月例100マイル」については、苦笑いをされていたような‥。どう思われていたかは定かではない。まぁまぁの確率で呆れられていた気がする。
優しい方で、格好いい。パタゴニアの赤いパンツをはいていたが、赤パンの似合う40代というのも、中々すごい。別れた後も、色めき立つ女子は、興奮した様子でヒロッキーのことを話していた。結局、カッコいいに越したことはない。

ATCstoreを出発したのち、再びコース上に戻り、河口湖を目指す。