「月例100マイル」
第6回目は「AR4～アラウンド竜爪100マイル」です。
※AR4とは‥
2年前に行った、自信初めての100マイル企画。1周40km、累積標高2500ｍの山々を4周します。静岡市街に近くお手軽、まずい状況になっても、街へは比較的簡単に戻れる自己完結型トレイルコース。（でも竜爪では数年に一度、遭難者あり）
コースの一部は地元小中学生の遠足コースであったり、年配の方のお散歩コースでもあるのでとっつきやすいのだけれど、4周すれば160K、累積10,000mと、急に『自分探しの旅』的な難易度になる。
◆スタート
過去2回は土曜日早朝スタート～日曜日夕方ゴールというスケジュール。
だけど、台風が近づいていて、日曜日の天気は危うい、という予報を受けて、「金曜日夜スタート～日曜日お昼ゴール」という予定に変更した。
参加者（自分、〇井さん、〇ッチーさん）も了承してくれて、ナイスな判断の元、静岡駅に集合する。
そしたら、カミナリつきの土砂降り‥。マジか。
個人的には100％帰るところだが、「月例」の縛りがあるため、取り敢えず実行することにする。
傘を持たない、雨合羽（ゴアテックス）、半パン、という恰好で駅前で立ち尽くす3名、奇異な目で見る通行人。
冷たい視線（のように感じた）を避けるようにそそくさと出発。
◆1周目
幸い、カミナリは序盤で収まってくれた。けれど、雨は降り続き、ところどころ川のようになっている。
たしか、初回のAR4も土砂降りの中のスタートだった。この時期の実施は再考の余地あり。
寒くないのがせめてもの救いか。
夜であることと、雨で路面状況が悪いこと、おまけにガスで真っ白なため、思った以上に時間がかかる。
◆2周目
雨は夜更けに止んで、夜も明けて、ほっと一息。
そして、ここからランナー追加。消防署職員、30歳、イケメン、速い、〇口さんが合流。彼は「AR2」を行う予定。つまりボク達の2・3周目に同行してくれることになる。
新しい風も入って気持ちも新たに出発するが、夜の雨から一転、今度は暑い‥。
おまけに湿気もすごくて、いったん乾いたウェアが、またもやびしょ濡れ。不快指数高い。
強めの雨➜日中の暑さ まあまあの悪条件が続き、思った以上に体力・気力が奪われる。
レースのような高揚感はないし、すごく集中しているわけでもないから、こういう状態で走り続けるというのは、それ相当の自制心が要求される。
こういう状況を乗り越える強さの会得が、まさにボクの目指すところなのだが、目指しているということは、まだそこには到達していないわけで、つまり、ソコソコ嫌になってきた。
まぁ、考えても仕方のないことと割り切る。もお、そういうことは考えないようにするに限る。
しかし、これが終わっても、まだ半分‥。これがもう一回ある‥。と、ふと頭をよぎると絶望的な気持ちが止まらない。やっぱりエグイなこのコース。
