八ヶ岳トラバース~ほどほども楽しい

八ヶ岳トラバース」に参加しました。ミドルの部15km。自分にしては珍しい距離のレース。

◆参加までの経緯
正直よく覚えていない。どこかのタイミングで、いつもの〇井くん、〇ッチーと飲んでいた時に決定した(らしい)。その場で、レース参加を快諾し(た、らしい)、振込をし(支払った覚えがないけれど、後で確認したらちゃんと払っていた)、楽しみに待つ。
しかし、翌日にはエントリーしたことを忘れていて、先月、〇ッチーに言われるまで、思い出すことはなかった。

◆前日
お昼頃、静岡を出発して、八ヶ岳に到着。受付を済ませた後、レースディレクターのヤマケントークショーに出席する。今回の企画、何のことはない。ヤマケンファンの〇ッチーがヤマケン見たさに発案して、ボクと〇井くんが巻き込まれただけのことなのだ。
しかも、前夜はしっかり飲むつもりだから、翌日は負担の少ないミドルの部に出走するという念の入り様。まぁ、ミドルの部エントリーに関してはボク達が望んだことでもある。二日酔いの状態で30kmも走れるわけない。
ヤマケンのトークショーについては、先日の「レ・ユニオン」の話であったり、ゲストランナーの川崎雄哉さんや前回大会優勝者のおびさんの練習内容なども聞けてそれなりに楽しかった。
その後、宿に帰って夜中までの酒宴。放っておいたらいつ果てるともなく続くのだが、さすがに1:00頃就寝させてもらった。

◆レース前
二日酔いで起床。ノロノロ支度をして、会場に向かう。ミドルの部スタートは9:30だから、割とのんびり待つことが出来る。
重いカラダ、これから走る15kmという心肺機能を試される短いレース。不安しかなく、スタートまでため息しか出ない。

◆レース
人数は100人もいたのかな?もうちょっと少ない気がする。ガチランナー勢は4~5人ほどか。
気温10℃を下回るこの曇天の寒空に、タンクトップを着た完全戦闘態勢の方々の数がそれくらい。
※ちなみに、なぜか〇ッチーもタンクトップ。静岡と長野は同程度の気温だと思っていたのかな?それとも女子優勝のための布石か?

しばらく、下り基調のロードを走る。ロード:トレイル=50:50のコース設定。下り基調が終わったら、折り返しの天女山まで登り。結局ここまでずっとロード。本当にトレイルなんてあるのかなぁ?と思っていたら、天女山を越えてからはトレイルとなる。
参加人数も少ないので、ロングの部のランナーさんとすれ違う以外は、紅葉を迎えたシングルトラックを気持ちよく走る。そうは言っても、レース半分を過ぎると、かなりゼーハー。
途中、牛がたくさんいる牧場を抜ける。このころには晴れ間が出てきて、目の前に赤岳がくっきり見える。牧場と山のコントラストがヨーロッパを思わせる。

牧場を抜けて、長い林道の下りを走っていると、先行していた〇井くんを発見。
残り2Kくらいで追いつき、最後のロードの登りを迎える。
他にもランナーがいるのに、最後の最後に競り合うのが、知り合いとは‥。

追いついたはいいものの、ボク➔上り坂苦手➔〇井くんの方が速い➔置いてかれる、ということで徐々に離されながらゴール。順位は意外と良くて、〇井くん5位、ボク6位。

スタートする前はひどく嫌~な気分だったのに、終わってみればさわやかな気分。たまにはこんなのも悪くないのかな。
ゴール後に振舞われた“ほうとう“を食べながら〇ッチーを待つ。ほどなくしてゴール。女子3位。表彰は3位までなのでギリギリセーフ。デレデレになりながらヤマケンに表彰してもらっていた。本人的にはお酒は飲めてヤマケンに近づけて、100点のレースだっただろう。

ボクはと言えば、ボクなりに楽しむことが出来た。ゼーハーは苦手だけれど、レースなら少しは我慢が効くし、それがトレイルならばなおさら。速いかどうかは定かではないが、割と頑張ることが出来たのも楽しかった理由。

3人とも、前夜随分と飲んだけれども、走り始めてしまえば、何となく真面目に走ってしまう。そんな心持も何となく心地よい。