GO TO izoo100マイル④ ~メガネの使い方~

翌日、二日酔いと予想されるこれからの展開にどんよりしながらizooを目指す。
券売所で入場券を買う。見たくないものにお金を払うのだから、中々の豪遊っぷりだ。
一人だけウキウキと施設前で写真を撮ったりしている人がいるなー(〇ッチー)。
覚悟を決めて入る。最初はイグアナ(だったような)。
アウトセーフで言えばイグアナは遠目にはセーフ。脚があるし、乾いた皮膚感でギリギリ見られる。
テン泊をしてテントの中に入ってきたらショック死するけれど。

最初の内はトカゲゾーンだったが、そのうちヘビゾーンへ。昨日のお酒とヘビへのプレッシャーで本格的に気分が悪くなってきた。天井でも見ながら通過するか‥などど考えていてふと思いついたのがメガネを外す、という行為。
おぉ、見えない♪それでもじっくり見たら想像できそうなので、さらに壁や天井を見ながら進む。
ノンストップで通路の踊り場まで進み、そこで待つ、というパターンを繰り返す。
普段は視力の弱さは不便なだけだが、この時はメガネの逆説的な便利さを実感した。
途中、「ヘビとかトカゲに触れるよ」的なコーナーがあり、「誰が触るかーっ」と心の中で叫びながら早足でスルー。

先日の横浜での逃亡ニシキヘビ捕獲の立役者としてテレビ局に取材を受けている園長を横目に見ながら中庭までたどり着く。
中庭にはゾウガメやワニ(ほぼアウト)やエミュー(なぜか鳥?)がいる。ヘビよりはまし。
その後も、ぼんやりとした視界の中、ほぼノールック早歩きでizooを出る。〇ッチーは付き合いの悪いボクに幾分不満げだったが、ここに来ることを承諾しただけでも仏さまレベルの善行であることを理解してほしいぞ。

その後、場所を移動して「熱川バナナワニ園」に行く。何なのだろう、この苦行は?
幸い、ワニはほとんど動いていなかったので、どうにかセーフ。ちなみにレッサーパンダもほとんど動いておらず、こちらはもうちょっと活発さが欲しかった。
全て見終わり、エネルギーをすっかり使い果たした‥。帰りの電車はぐったりと寝て過ごしました。