ontake100~まぁフツーの50代の話

「ONTAKE100」に参加しました。

90K過ぎでDNF‥。久々にやってしまった。

★ 原因
考えられる一番の要因とすれば「疲れ」。
5月、6月と連続で100マイルレースを走り、前回の「ULTRA01XT」から3週間しかたっていない。
その間もなるべく抑えて走ってはいたけれど、どの程度疲労が取れたのか、というのはボク自身もよくわからない。結局のところ、走ってみたら、予想をはるかに上回る時間帯で疲れが出てきて、すごい勢いでペースダウンしていった。

◆ スタート前
同レースに参加するシ〇〇ヨ夫妻と〇ッチーの車に同乗させてもらい、レース会場に向かう。
運転による疲れもないし、中部横断道ができたことによりアクセス時間も短縮されて、王滝村に行くのが便利になった♪
道中では少し睡眠も出来たし、スタート時間までもゆっくり出来た。

◆ スタート~第一エイド
スタート時から雨模様。出来れば満足のいく結果を残したいけれど、疲労の蓄積に対する不安はあるので、最悪完走を目標に走り出す。登りは無理をせず歩いて、下りも意識してゆっくりと、という展開にするつもり。
序盤、雨でメガネが曇り走りづらい。そうこうするうちに転倒した。膝から流血して、早々に不安いっぱい。

ニュージーランドの羊くらい無数の石が転がる林道が続くこのコース。一度や二度の転倒は、「ONTAKEあるある」なので、致し方ないのかな。
ただ、メガネが曇って何度か石につまずく。コンタクトの方がいいのかなぁ?でも、コンタクトにすると近くが見にくいからなぁ‥(老眼)。今後、要検討。

そして、スタートから10数キロ走った後、今回は逆回りとなった岐阜県側に下っていくのだけれど、早くもここで太ももに違和感。レース終盤は筋破壊により、脚が痛くなってくるのだが、その兆候が現れ始めた‥。
まだ20Kも進んでいないというのに?のこり140Kだよ?早すぎるでしょ?

大体において、レースの序盤ではカラダの些細な兆候が拡大解釈されて、アタマの中は息苦しいほどの不安でいっぱいになる。調子が悪いからなおさら脳内グルグル‥。
色々考えていたらおなかが痛くなってきた。昼食の「山賊焼き」(焼いた鶏肉)が悪かったか?やっぱりレース前にお肉を食べるべきではなかったか~?それにカラダも冷えてきた‥。

例年、この大会は暑さとの戦いとなる。基本“寒がり”なボクでも、この大会だけはノースリーブで走る。
一応、ファイントラックは着ているけれど、それでも寒くなってきて、途中アームカバーとレインジャケットを羽織る。

ようやく、第一エイドに到着。トイレに行って、ほっと一息。
補給も行い、いざ!と走り出すも、脚の筋疲労はさらに進んでいて、その進行度合いはレース最終盤のよう。いわゆる「脚が終わった」というやつですか?

ここからは、ただの我慢比べ。とにかく息を切らさぬよう、イーブンペース(のつもり)で、走り続ける。
両アキレス腱と右の土踏まずが痛い~。とにかく痛い~。(脳内わーわー)
まったく無理のないペースなのだけれど、距離を重ねるうちに、だんだんとスピードが落ちてくるのが分かる。
もう、こーなると止めることばかり考えるようになる。
無数の言い訳はアタマの中をぐるぐると渦巻いている。皆に報告するときのシチュエーションが何回もリピートされる。そもそも、ボクの弱さなど、だれも興味がないことは分かり切っているのに‥。
ただ、このパターン自体何度も経験していることだから、完全にそうした気持ちに引っ張られることがないのがせめてもの救い。こういう気持ちを引きずりながら、何だかんだで完走、ということはよくある。

ところが、86K地点にあるデポに向かう上り坂で、何気に時計を見たら、やがて朝の8時。
つまり、ここまで12時間を要したことになる。約半分の距離で約半分の時間を使ってしまった。
いつもなら100Kくらいにいるはずなのに!?
残り半分の距離を、12時間で戻らなければならない。
脚の貯金はゼロでむしろ借金生活に突入している。回復の見込みはほとんどない。
ゴール出来る?いやムリ!絶対ムリ!!
ここで、あっさりと気持ちが切れてしまった。デポエイドまで行って、取り敢えずヒザの治療をしてもらい、次のエイドまで歩く。我ながら感心するが、気持ちが切れると、脚の痛みが増して、全然走ることが出来ない。
わずか7Kの下りの長いことと言ったら‥。

下りきったところでDNFを宣言。やっちゃったなぁ。
タイミングよく一緒にontake100まできたシ〇〇ヨ夫妻(旦那)が車で応援に来ていたので、ボクをゴール会場まで送ってくれた。今大会で一番ラッキーな瞬間だった。

会場に戻り、着替えて、その後みんなのゴールを待つ。〇原さん➔順当?に100K女子優勝。
〇井くん➔最近の不調を払しょくして100マイル完走。ヒデさん➔安定の走りを展開し100マイル完走。
〇ッチー➔最近の伸長著しく、「彩の国」からの100マイル女子連続優勝。
自分➔DNFww

つまり、そういうことです。

今回の結果を受け、疲労について色々考えてみることにします。