Around Mt.Fuji 浅間神社巡り100マイル~その①

西日本に大きな災害をもたらした豪雨は、「ontake100」の開催地である王滝村にも少なからず影響を与えたよう。
村に通じる道の一部が崩落し、村は一時孤立状態になったらしい。
そうなると必然的に「ontake100」は中止となり、7月の「月例100マイル」を当レースに割り当てていたボクらとしては、代替えの企画を立てなければならなくなる。

そこで「Araund Mt.fuji 浅間神社巡り100マイル」を企画。
富士駅から出発して、富士山を囲む各所の浅間神社を巡り、再び富士駅に戻ってくるというもの。

歴史を感じながら100マイルを走っちゃおうというナイスな企画だが、ボクにそんな風情は備わっておらず、同様にontakeを走れなくなったヒデさんの発案。

今回メンバー:ボク、〇井さん、〇ッチーという、いつものメンバーに加え、ヒデさん、惜しくもTJARの選に漏れた〇松さん、そしてUTMF入賞者となり「世界の〇〇」となった〇原さん。
天気予報:猛暑
スタート:19:00、富士駅

予報通り、夜スタートとはいっても、まだまだ暑く、すぐに汗でウェアが濡れる。そしてこの状態は27時間くらい続く。

富士駅から10Kほど走って、富士宮浅間神社、その後、山宮浅間神社に到着。ここで驚きの〇井さん、DNF!?聞けば、数日前からカゼをこじらせており、このまま先へは進めないという‥。
ボク・〇井さん・〇ッチーは6カ月の間、100マイルを完走し続けていた。これまで、どうにか完走を続けてこられたのは、幸運だったということに改めて納得。
しかし、<span class="pink">「ここで無理しても仕方がないよ。なにより君の健康が第一さ♪。しっかり治して、またガンバロウ♡」</span><span class="b">などと、ぬるい空気を発しないのがこの「月例100マイル」。</span>彼の前には今月中に追試=100マイルを行うという、何となく決まった鉄のおきてがある。したがって、〇井さんは、今月中の別日に100マイル走を行うのだ。
個人的には、そこまで追い込まなくてもよいのでは?と思わないではないが、なぜか〇ッチーさんが完走にひどくこだわっており、このような鉄のおきてが出来てしまった。変に潔癖なところは血液A型なのかな?ボクはA型だが、そんなことはないのだけれど。

とにかく、一人離脱して、5名で仕切り直し。
その後、村山浅間神社➜須山浅間神社➜須走浅間神社の順で巡る。浅間神社といっても、せいぜい静岡市内の浅間神社富士宮浅間神社、あと山宮浅間神社しか行ったことがない。
どこも、割と立派で、厳かな雰囲気。手水場には龍の置物が鎮座しており、口から水が流れ出ている。
ちなみにこの龍の置物、各神社の手水場に配置されていて、形もそれぞれ違う。でも静岡と富士宮浅間神社にはいなかった。なぜだろう?知っている人がいたら教えて。


こんなやつ(おいしそうに見えるようにfoodieで撮ってみた)

ところどころで、ヒデさんが登山道やら、神社のいわれなどを教えてくれる。「地元のおじいちゃんかっ!」というくらい詳しい。どうして、こんな地味な場所を知っているのか‥不思議だ。

進むにつれて高度も上がってきたので、随分と涼しくなってきた。
須走から山中湖に向かう峠の辺りで、夜が明けて明るくなってきた。

ペースも意外とよくて、このまま進めれば、予定通りの時間に帰ることが出来るのだが、気温も上がってくるだろうし、疲労も積み重なるから、そんなうまいこといかないだろうな、とは覚悟している。