Around Mt.Fuji 浅間神社巡り100マイル~その②

山中湖から忍野八海へ移動。「富士忍野高原トレイルレース」には参加したことがあったけれど、忍野八海には来たことがなかった。各池の周りは道路が整備され、風情を感じさせるような藁ぶき屋根の建物があったりして、すっかり観光地化されている。風情というか商業化されているというか。まぁ、水はきれいでした。あと、忍野の浅間神社にも立ち寄り。

その後、富士吉田の浅間神社に向かう。北口本宮冨士浅間神社というらしい。裏番長的な立ち位置だけあって(どうやら富士宮が番長みたい)、これまでの浅間神社よりも立派。本殿前の杉の木なんて樹齢何年かわからないくらい太い。
手水場の龍もさすがに立派。ここで90Kくらいかな?境内横の道路では、「富士登山競争」の試走に来ているランナーをたくさん見ました。

ちなみに上はどこかの手水場の龍、下のは富士吉田の龍、豪華さもだが、大きさも一回りくらい大きかった。
水の出も随分と違う。スターの風格か?

余談だけど、富士登山競争」試走における“とってもためになる一口メモ”

〇松さんから聞いた話では、ボクも知っている、あるガチランナーさんは
・ 「富士登山競争」前の試走は2回行う。
・ どちらも本気度マックスで行う(苦しそう‥)
・ 一回目の試走で、課題点を見つける
・ 課題を克服した後、その仕上がりを確かめるために二回目の試走を行う
だそうです。ここまでやれば試走もやる価値があるのかなって思う。
ボクも参考になりました。そして、より一層、試走というものが怖くなりました。

この辺りから、だいぶ気温も上がってきて、体力の消耗が激しい。コンビニ休憩も自然と長くなるし、頻繁になる。

河口湖にきて、今回最後の浅間神社に立ち寄る。ちょっと地味。
その後、鳴沢氷穴までロードを走る。わずかな傾斜で登りのロードが続く。暑いし、苦しい。
鳴沢氷穴で〇田さんと合流予定だったのだけれど、本人不在。連絡を取ってみると、早めに到着したのでボクらを迎えに来てくれたらしいのだが、互いの進んだ道が異なっていて、すれ違ってしまっていた。
鳴沢氷穴で1時間近く〇田さんを待ってから出発。ここからは、ほぼ下り基調なのがありがたい。

コースも樹海に入って、暑さをしのげるし、トレイルが足に優しい♪
距離も100Kを超えて、残すところ60K弱。ゴール時刻も計算できるが、予定より遅くなりそう。
ペースはそれほど落ちているわけではないけど、とにかく休憩時間が長いようだ。

※あとでGPSウォッチを確認したら、累計5時間くらい休憩していたみたい。

ヒデさん、〇松さんなどはスタート当日仕事だったようで、睡眠不足も影響してか、つらそう。

朝霧を経由して、富士宮浅間神社に立ち寄り、浅間神社一周はコンプリート。その後、富士駅まで走り、ようやくゴール。当初予定の24時間を超えて27時間もかかった。

今回は気持ちのムラというのは、あまりなかった。本来ならばもっと早く到着してもよかったと思うのだけれど、やはり暑さが影響していたのだろう。淡々と距離を重ねて、ゴールに近づいている、といった感覚はまるでなく、逆に全然進まない行程に嫌気がさすくらい。
途中から、腰が痛くなった。昨年、京都まで行こうとした時のような痛み。あのときは、しばらくして、ぎっくり腰になったので、気を付けないと。

今回、ザックは「answer4のfocus light」を使用した。揺れないのはもちろんだけれど、安定感があった。ハーネスが3本あることによってフィット感が増して、安定性につながっているのだと思う。100マイルも背負いっぱなしだと、接触部分のいずれかが擦れたり、パーツが当たったりして痛い思いをするのだけれど、今回は目立った痛みもなく、良い具合だった。格好いいし、使い勝手はいいし、ナイスです。