月例100マイル~神宮外苑24時間チャレンジ・雑記

24時間走は、これまで出たレースのどれとも違う感覚でした。
ダメージも大きくて、「二度と出るか~っ!」と、ここまで激しく思ったのは、レースに出始めて2カ月後に走った「おんたけウルトラトレイル」(確か以前はこんな名前だった)以来。
あの時も、足の裏が、ガレたコース上の石を踏み過ぎてゴール後しばらく歩けなかった。
そもそも、フルマラソンも走ったことがない状態だったから、当然の成り行きではあるのだけれど。

そして、これも“Mっ子あるある“なのだけれど、痛みが引いて、レース内容を振り返ったり、反省したりしていると、やるべきことをやっていないことが色々と明らかになってきて、自分の中にモヤモヤが発生してくる。
それが積み重なってくると‥「悪いところを直して、もう一回出ようかなぁ?」ということになる。
そんなこんなで、「おんたけウルトラトレイル(現ontake100)」はほぼ毎年出ている。
(出なかったのは故障中の1回のみ➜DNS

では、何がモヤモヤしているのか?

◆ 脚の痛み
とにかく、大腿四頭筋が痛かった。あれだけ走れば痛くなるのは当然なのだけれど、本当にそうか?
せめて発現を遅らせたり、痛みの度合いを減らすことも可能だったのではないの?
最近フォームについて何も考えていなかった。
今回だって、筋肉痛はあるけれど、故障につながるような痛みはない。
だから、それほどおかしなフォームで走っているのではないと思うけれど、再検証して直すべきところがあったら直そうかな、と考えている。

◆ 吐き気
今回、ほぼ粉飴ジェルで走り切った。走っている間も吐き気はあったけれど、実際、吐くほどではなかった。
大会中、吐いているランナーさんを何人か見ていたから、ボクは割とうまくいった方じゃないかな、とは思う。
だけど、吐き気は感じたし、痛みと吐き気がボクのやる気を削いだ事実に変わりはない。
これも、補給方法や補給の内容など、考えるべき余地はあるはず。

◆ ココロの準備
「月例100マイル」の一環として160キロ走ればいいか、くらいのことしか考えていなかった。200キロも切りがいいという理由だけの目標だった。それゆえ、200キロ到達が見えた瞬間に、ボクのモチベーションはゼロになった。要は「何も考えていない」。単純に油断していた。

◆ メンタル
とにかく、メンタルの弱いことといったら‥。年齢を重ねて体力は落ちる一方の50台で何が勝てるかといえば、豊富な人生経験に裏打ちされた(ボクは豊富じゃないけど‥)、メンタルの強さしかないでしょうが。
やれ「痛い」だの、「キモチ悪い」だのと、洪水のように辞める理由があふれ出して、ペースが落ちる、歩く、止めるって‥。
いや、言ってもしょうがない。そもそも、メンタルの弱いのは、これまでずっとそうだった。もはやボクのアイデンティティーの一部じゃないか、と思うくらい。
じゃあ、「痛くない」、「キモチ悪くない」状態にすればいーじゃんか!

などと、いろいろやるべきことを考えていたら、それらを克服して、「悪いところを直して、また出てみようかなぁ」という気持ちになってしまった。
考えてみれば、実は今回のことはボクにとって新しい体験であって、この新しい体験は、わずかながらにルーティーン化したラン生活に新たな刺激、新たな思考、それらからくる成長への期待をもたらしてくれる。それはボクをより良い人間にしてくれることを期待するに十分すぎる体験だった。

◆ オマケ
いろんな問題については、本来、ボクの持つ悩みを解決済みの、多分、鋼で出来ているロボット〇ッチーさんに聞くのが一番かもしれないけれど、論的思考と行動の帰結として出来上がったカラダではなく、生来の体質と本能であのような状態になっている気がするので、明快な答えは返ってこないと考えられる。
だから、自分で考えて答えが出たらおいおい報告します。