月例100マイル~神宮外苑24時間チャレンジ②

◆ 終盤
早朝の5時になり、残り6時間。ここで、最低限目標としていた160キロには到達した。
この時点で止めてもよかったのだけれど、一応まだ走っていられたし、6時間で40キロなら、いくら遅くても走ることが出来るかな、と考えて走ることにする。
夜が明けて、明るくなってくると、ペースを落としていた人たちが、再び走り始めた。
これは、明るくなってきて、気持ちが持ち直した、ということもあるだろうが、24時間走というレースの特性があるようで‥。
・ ギャラリーが増える → モチベーションあがる
・ 最終盤はお祭り騒ぎ
・ 特に残り1時間くらいは、クライマックスのお祭り騒ぎ
ということらしい。
そんなこと、ちっとも知らなかったボクはといえば‥
・ さすがに疲れ果ててペースダウン → 色々なランナーさんにガンガン抜かれる
・ 200キロが見えてきて、気持ちが切れる
・ クライマックスなどどうでもよく、200キロに到達した時点で止めることしか考えられない

徐々にペースダウンしてきたところで残り5キロまで来た。
残り時間は2時間弱。もう歩いても200キロには到達する。
「もう1ミリも走りたくない(ココロの声)」
エイドで周回数を確認し(152周で200キロ。)
そこからは歩く。速く歩くと、吐き気に襲われるので、ゆっくり歩く。たぶん、コース上で一番遅かったと思う。
(反対に〇ッチーは、ものすごく速かった。最後だけはコース上の誰よりも速かった。どういうことだろう?)
残り1時間くらい残して200キロ終了。まっすぐテントに向かっていき、上着を着て寝る。
よく分からないが、なぜか腹が立っていて、ほとんどふて寝。
全身は痛いし、吐き気がする。チップを付けていた足首はスレで流血。何もかもが煩わしかった。

コース上では24時間のカウントダウンに向けて大いに盛り上がっているようだったが、数十メートル先のそこまで行く気力もなし。
レース終了後、悪戦苦闘しながら、着替えて、静岡まで帰りました。

〇ッチーも200キロに迫る結果で、女子の入賞。
最終版のペースは、誰よりも速かった。いつも彼女の走りには驚かされますが、今回も驚いてしまいました。
この方‥
・ 筋破壊のような足の痛みがない(ついでに故障もしない)
・ 気持ちが悪くなったことがない
・ 眠くならない
という、上記要素だけなら実質ロボットです。好意的に見てもアンドロイドかサイボーグです。違いがよく分からないけど‥。
万が一生身の人間だったら、極端なウルトラマラソン体質なのでしょう。
是非、医学的に解明してほしい。