トレニックワールドin彩の国~その④

◆ 南回り3周目
いよいよ、最後の周回。2周目の人と混同されないように、タスキをつけて走ります。

※ちなみに、タスキの色は選ぶことが出来る。ボクは青いウェアに映えるように黄色を選択。そもそも、掛けてみると中々ダサい?タスキを映えさせる必要があるのか疑問なのだが‥。
でも、選ばれた人のみがもらえるアイテムのようで、ちょっとうれしくもある♪

2周目を終わった時点では、「まだまだ、大丈夫」と思っていたのだけれど、大高取山への登りで、ひどく疲れていることに気づく。
それまで、緩やかな登りでは走っていたが、ちょっと厳しくなってきた。あとはなるべくペースダウンを避けるのみ。そして、このあとも、ぽつぽつと見かけるのだが、疲れ切ってコース横に座り込んでいるランナーさんがいたりする。この時点では夜中の3時、まだまだ暗い。坂を上っていると、コースわきの岩陰にウィンドシェルを着たランナーさんが無灯で座り込んでいるのを見かけて、メチャクチャびびる。

関八州へ登る途中で、日が上がってきた。斜面が赤く照らされてきれいな景色が広がる。
もうあまりほかのランナーに会うこともなくなったけれど、このあたりで会ったランナーさんと、何となくペースが近く何となく話が弾むので、何となく一緒に行くことになった。

相変わらずペースは遅いが、絶望的なほどの疲れもなく、それゆえ立ち止まってしまうこともなく、先を進むことが出来ていた。エイドで出される固形物も食べられる。

竹寺から吾那神社までは2周目とはコースが違う。まぁ、内容はどこも同じで、急な登りと急な下りの繰り返し。天神山に登る手前のロードで私設エイドを開いている方がいた。自身も100マイルに参加していたのだが、あえなくDNFとのこと。それゆえ、まだ走り続けている人たちのためにと、「ガリガリくん」を振舞ってくれた。(神ですか?)
気温も上がってきていて、さっぱりしたものが食べたかったし、実は、走りながら「ゴールしたら、“ガリガリくん“を買いに行こ」と考えていた。自分の一番食べたかったものが、期せずして食べられた時の偶然というか運命というか、これ以上の幸せがあるだろうか?最強においしいアイスでした。ありがとう。

気持ちも新たに走り出すが、5分後にコースロスト(あほか)。
正しいコースを見つけ出し、山を登り始める。コースを作った人の神経を疑うような直登。そして天神山。
そして、コースを作った人の神経を疑うような激下り。そしてコースを作った人の神経を疑うような直登。そして天覚山。きつかった。

その後も、さっきあったランナーさんと一緒に走る。ボクの方が少しだけ走る余力が残っているらしい。
おまけに、彼は今回が初100マイルとのこと!?(スゲっ)。なので、ボクが自然とペーサーのような役割となる。

まぁ、あまり無理もせず、かといってダレルこともなく、進み、大高取山を下って最後のロード。
ここまで来ても、意外と走ることが出来て自分でも驚く。だから気持ちよくゴール。

すでにゴールしていた(と思っていた)、便乗100マイルの〇井さんと〇ッチーさんが迎えてくれた。
一緒に走っていたランナーさんからも、やけに感謝される。ボクとしては感謝に対して思い当たる節はなかったのだけれど、彼が初100マイルだったからかもしれない。
お礼にキャップまでもらってしまった。こちらこそありがとうございました。
(実は、途中でジェルとアミノ酸ももらっていた。感謝するのは自分の方なのだ)(神ですか?)

合計5回ほどコースを間違えた。20~30分くらいロスしたと思うから、もったいないことをしてしまった。
タラレバなことをいってしまえば、もうちょっと良い結果になったのかもしれない。
でもまぁ、こうした往生際の悪さが、「次はもっと上手に走りたい、間違えないようにしたい」と思うわけで、前向きにとらえておこう。

※ちなみに、便乗100マイルはこの時点で6キロほど足りなかったらしく。ボクを出迎えてくれた後、再び6キロ走りに行きました。