トレニックワールドin彩の国~所感

◆ 今回のレースにおける所感
「月例100マイル」は今回のレースに影響を及ぼしただろうか?答えは「効果があったよう」に思う。

走ってる間も、これまでの経験をもとに自分の状態を冷静に確認できたし(1周目の序盤は無しとして)、その後の展開をある程度予見することが出来た。実際、それほどペースを落とさずゴールにたどり着くことも出来た。それって、ただ安穏としたペースで進んでいただけで、自分のポテンシャルを出し切るほど頑張っていないのかもしれない、という見方もある。
でもまぁ、そうでもない気はしている。
むしろ、そこそこ頑張っていて、同時に100マイルレースを楽しんでいる自分がいたように思う。

あれだけハードなコースだったし、実際大変だったし、前回、てんこ盛りの理由をくっつけて止めてしまったけれど、今回は、走っている最中も、走った後も、嫌な印象はなかった。
公式非公式含めて、(たぶん)完走17回目の100マイルにしてようやく少しわかってきたのかもしれない。

100マイルは純粋なスポーツという感覚ではない。
ボクにとっては、渡り鳥と巣のような関係。遠い温かい国に移動する、そこで確固とした生活基盤を作って生活する。そのような生活を送ることが出来なければ死んでしまうのだから、渡り鳥然として生きるために頑張る。
その割には、ユルいrunlifeを送っているのだから、途中で海に落っこちるかもしれない。

それでも(一応)そこそこ頑張って、ついでに楽しめてしまった今回。
こんなやり方もアリなのかなぁ。

とは言っても、脚はひどい筋肉痛。クチビルはカサカサだし、消化機能が著しく落ちているし、ひどい気分。
100マイルってそんな副作用もあったりする。

◆ 装備についてちょこっと
補給:粉飴1kgを500mlのソフトフラスクに3本分。各周1本づつ摂取。プラス、粉飴ジェルやらメダリストのジェルやら15,6本くらい。あとはエイド毎に固形物。主には塩っ気のあるもの。同行したランナーさんにもらったトップスピード(スゴク効いた)

ザック:Ultimate Direction Women's Jenny Ultra Vesta。女性用だがソフトフラスクの位置が男性用より高く、飲み口が近くにあって飲みやすい。前ストラップのプラスティック部分が胸に当たって痛かったが許容範囲内だった。
2つに分かれた小物を入れる荷室や、主要荷室のダブルジップ、外部のポケットの口にもフックがついていて、中身が落ちにくいようになっている。さすが、女性らしい気づかいがされている印象。ついでに”ヘアゴム”も付属している。(これは自分にはカンケー無い)

シューズ:1周目はLa Sportiva の「Akasha」。木の根や岩場が多く走りにくいコースなので、安定感があるシューズの方が良いと思って選択した。ただ、一つ上のサイズを履いていたので、シューズの中で足が動いてしまい、扱いにくかった。
よって2周目以降は La Sportiva の「Helios SR」。問題なし。基本、ショート・ミドル用なのだが、ボクの場合はほぼすべてのレースはこれでいける(ontake100除く)。ついに「ワタクシ的ガラスの靴」と巡り合った。