月例100マイル~神宮外苑24時間チャレンジ①

11月の100マイルは「神宮外苑24時間チャレンジ」。
24時間走れ続けられるので、可能ならば160キロ以上走ってもよい。だけど、「月例100マイル」なのだから、160キロ未満はダメ、という個人的事情も絡んだ中での参加です。

◆ レース展望
とくに何も考えていなかった。「160キロはマスト、できれば200キロが、切が良くていいなぁ」くらい。
でも、ペース配分とか、補給食とか、それ以外の準備とか、何にも考えていなかった。
ロードだったから油断していた。

◆ レース前
神宮外苑がどこにあるかも、よく知らなかったボクは、スタート地点前の建設中の国立競技場を見て、興奮。(この後、150回くらい、見ることになるが)
神宮球場を見て興奮(この後、150回くらい、見ることになるが)
天気予報では暑いとのことだったので、ノースリーブ。結果的にずっとこのまま。
緩やかに開会式が始まって、緩やかに整列して、緩やかにスタート。

◆ 序盤
1周1.32キロの周回を24時間ひたすら走ります。大した根拠もなく「キロ6:30くらいで行けばいいかな?」と思いながら走っていたけれど、序盤だから、当然余裕もあるわけで、無理のないペースで走っていたらキロ6:00未満で走っていた。ペースを落とすと、かえって疲れるような気もしたので、このまま走る。
エイドは1ヶ所のみの集中体制なせいか、食べ物・飲み物は充実している。食い意地ははっているから、全品目を制覇出来たら、どんなにか幸せかと思う。
実際、最初の3回くらいは美味しく食べた。
1回目 アンパン、サンドイッチ おいしい
2回目 蒸しパン、アンパン、サンドイッチ おいしい
3回目 おにぎり ちょっと固形物が‥
4回目 この後、ゴールまで、持参した粉飴のみ‥‥
飲み物だって、最初のうちは、色々なジュースを飲んでいたけれど、早々に水オンリーとなった。
たぶん、出されたものの1%も口にしなかったのではないか?惜しいことをした。
5、6時間たったところで、疲れが見え始める。まだ4分の1だけど?
この後の時間をどう過ごすか?絶望感が広がり始める。
だけどボクはましな方で、一緒に参加した〇井さんは原因不明の調子の悪さで失速し、〇田さんもリバース。ボクは“まだ“リバースしていないし、走ってもいる。

◆ 中盤(夜)
不夜城のごとくにぎやかな東京だって、深夜になればひっそりと静かになる。それでも神宮の外は何となしに感じられる喧噪や、救急車のサイレンやら、騒がしいが。
相変わらず、調子が出ないままだったけれど、〇ッチーがいい調子で走っているのを見かけて、ペースを合わせてみたら、意外にも走れることが分かった♪。
なので、そのペースで走ることにする。

※ちなみに、大腿四頭筋は相変わらず痛い。ただ、ある適正なペース、適正な心拍数が存在する領域があるらしく、そのゾーンに入ると、痛みもそれほど気にならないし、ずっと走っていられる感覚がある。もちろん、走っていられるからそう感じるだけで、実際のところは、そうじゃあなかった。痛みは増していったし、ペースは落ちていった。
この時間帯は、ボクもまともな判断力が無かったようで、このゾーンを勝手に“BOX”と呼んでいた。たぶん、ある閉鎖的な領域だから、“箱の中”という認識だったのだろう。「このBOXからはみ出ない走りが出来ていれば、問題は無い」と思いながら走っていた。

夜半になると、トップランナーを含めた他のランナーさんも疲労や、(たぶん)調子を崩して失速する人が目についた。
食欲がなくなってからは、粉飴のみ。
1周毎に、粉飴一口、水二口を摂取する。大体10キロから13キロに1回くらいエイドに立ち寄る。
途中で、胸が痛くなったり、足のつま先が痛くなる。水分が足りないのかなと思って、しばらくは水三口にしたり。
あと、腹筋に差し込みが出てきたので(腹筋が攣っている?)、ナトリウムを摂取。

※ 胸や足のつま先に出る痛みは一瞬だけど鋭いもので、勝手な判断では、水不足から血液ドロドロになり血栓が出来たりして、一瞬痛くなるのかな?と考えている。脳卒中や大動脈りゅう破裂なんかも血栓が原因だとTVか何かで見た気がする。なので、痛みが出ると、「死ぬかも‥」と怖気づいて、その後の走りに影響する。(個人的感想です。本当かどうかは知りません)

同じコースをひたすら走るので、使う筋肉もずっと同じ。レース開始後、12時間を超えたくらいから、全身が痛い。特に大腿四頭筋が痛くて困る。
ボクの場合、一旦エイドで立ち止まると、その後、痛みに慣れてペースを取り戻すのに、1キロくらい走らなければならない。痛みに耐えるのも嫌だし、タイムロスも嫌だ。
そこで、エイドではボトルに水を補給してもらうだけの10秒程度。それくらいなら痛みでペースがみだされることもない。
良いアイデアではあるけれど、休憩によるココロのリフレッシュがなされないという欠点はある。
メンタルが弱い自分にはちょっと大変。