9月月例100マイル~信越五岳トレイルレース①

信越五岳トレイルレース100マイル」に参加。
完走した中では一番ひどい展開のレースだった。DNFも入れたら2番目くらい?
(1番ひどかったのは2014年のUTMB。リバースしまくりで108K地点のラ・フーリでリタイア。シャモニーに戻るバスの中でもリバースし、帰国の飛行機も半病人のようだった。まぁ、今回も似たようなもの)

3週間前に「月例100マイル」、2週間前に「〇井さん、9月度月例100マイルの伴走80キロ」。
今回、この疲労がもろに出た結果となった。

<スタート>
スタート前までは少し寒かったけれど、走り出したら湿度もあって、かえって暑かった。経験則から序盤は抑えて走らなければならず、それは出来ていたように思う。
ところが、20キロを過ぎたあたりで、急に足に力が入らなくなった。登りは心拍数が上がり、下りも気を付けていたのに踏ん張りがきかなくて滑ってばかり。
「気のせいかな~?」とか「(ポジティブに考えて)あえて、抑えていけ、と神様が言っている?」とか考えたけれど、これは絶対に調子が悪い!
でも、あと140キロあるぞ‥?どーするオレ?

<最初のデポ地点、約50キロのアパホテル
デポに預けてあった、ジェルを補給。
ベースレイヤーとして身につけていたファイントラックとアームカバーを外す。
この時点で暑さがかなり応えていたようで、若干気分が悪かった。ちょっと吐き気あり。
寒々しいタンクトップ姿でスタートした〇ッチーを笑ったが、あれが正解。
疲れも感じていて、このまま進んでもロクなことにならないのは容易に想像がつく‥。
今回はエイドのジェルを主な補給食として使用していた関係上、ざっくりとした予想タイムを出していたのだけれど、ひどく遅れている。
「やめちゃおうかな~」とも考えるが、「月例100マイル」上、“絶対完走”が至上命題であるので、ここでやめたら、他で100マイルを走らなければならない。今月中に
それも嫌だから、アミノ酸系の「トップスピード」と、普段レース中にはなるべく飲まないようにしている「コカ・コーラ」を飲んで出発。(カフェイン入り飲料は、胃に負担がかかるし、コーラは糖分も高く血糖値の上下動が激しいから、かえってスタミナを消耗する。でも、今回は疲労が強かったのと、眠かったのでエイド毎に飲んでしまった。これもかなり悪かったように思う。)

<次のデポ地点、約100キロの黒姫まで>
走り始めてしばらくしたら「トップスピード」、「コカ・コーラ」が効いたようで、調子が出てきた♪
次のエイドまでは割と順調に走れる。夜も明けて気分もいくらか持ち直す。
さらに次のエイドを出てからしばらくは、そんな感じだったけれど、その次のエイド(赤倉)手前のゲレンデ登りで電池切れ。またもや苦しい展開となり、順調さの反動か、吐き気もマシマシ。リバースの危機を感じる。
ちなみに、この手前の青少年の家エイドで、レジェンド鏑木さんをお見掛けする。病み上がり、というのは聞いていたので、やはり本調子からはほど遠いのだろう。この登りの先でも鏑木さんが歩いて登っているのを見かけた。レジェンドを抜ける、ほぼ最初で最後のチャンスなのだけれど、あいにく当方も同じくらい弱っている‥。

ゲレンデを降りた赤倉のエイドで、気分転換にラーメンを食べた。そうこうしていたら〇ッチーに追いつかれる。まぁ、抜かれるのは時間の問題と思っていたが、やっぱり順調そうにやってきた。

最後のあがきで、先にエイドを出て黒姫まで走る。走りやすいパートだったので、めでたく?鏑木さんをパスし、黒姫エイドに到着。(鏑木さんにはその後、めでたく?抜かれた)