9月月例100マイル~信越五岳トレイルレース②

<黒姫エイド~ゴール>
ここで今回ペーサーをお願いした〇井さんと合流。
他エイドと変わらずジェルを頂戴するのだけれど、ここで重大な事実発覚!
ボクは1個100kcalのジェルを20分おきに補給していたつもりだった。しかし、〇井さんの指摘により、エイドにおいてあったジェルは1個50kcalのミニサイズだった。
ホント、ちゃんと見たらそう書いてあった‥。つまり、ボクは計算した半分のエネルギーでここまで来たことになる。エネルギー切れも気持ち悪い原因の一端じゃないか?
我ながら、ひどい展開。

ともかく調子が悪いことを伝えつつスタートする。スタート直後は地味に上る林道を走り続けるのだが、もう速度は歩いているのと変わらない。あと60キロ。絶望しかない。

それでも走っているうちはまだいい。そのうち、歩く時間が増えてきた。とにかく息が切れると、とたんに気持ち悪くなる。だから走って歩いてを繰り返す。
だけど、最後の山の瑪瑙山の登りでついにリバース。登りはどうしても息が切れるから、ちょっと歩いて立ち止まって。100マイルか110キロ、あるいは両方のランナーにガンガン抜かれる。
でもリバースしてしまった自分には関係なし。ついでにもう一度リバース。そして吐き気は続く‥。
リバース後はジェルどころか水も飲めなくて、無補給ウォークとなる。

最後のエイドからゴールまでは7キロの林道。走れる林道で、当然、みな持てる力を出し切るところなのだが、ここも歩くのが精いっぱい。

なんとも情けない想いをした。ペーサーとしてお付き合いいただいた〇井さんにも申し訳ないことをした。
なにも本州の反対側まで、歩きに来たわけではないだろう。
そうはいっても、こちらもどうしようもなく、とりあえず夜中0時にゴール。

<span class="mk-green"><ゴール後></span>
泥だらけになった足元だけを洗い、宿に帰るバスに乗る。気分がマックスで悪い中、乗り物にめっぽう弱いボクは当然リバース。車中の皆さん、不快な思いをさせて申し訳ありません。エチケット袋があったのがせめてもの救いです。
宿に戻って、汗を流し、ようやく休むことが出来た。
なんとも、しょうもないレースをしてしまった。ゴールをしたことは良かった。「月例100マイル」をクリアしたし、完走したことで果たすべき自分の内外の責任のようなものを果たせたとか、反省すべき事柄が明確になったとか、いろいろ納得のいく状況に身を置くことが出来た。
さぁ、これから仕切り直し。

<おまけ>
〇ッチーさんは見事、女子2位に輝いた。自分のことのように‥ではないけれどやはりうれしい。(賞品がすごかった)
それにしても「月例100マイル」参加女子の華やかなこと。「UTMF入賞者&信越五岳入賞者」が参加する最強企画だわ。(男子はそこそこか、それ以下。‥‥がんばろ)