信越五岳トレイルレース~反省

<レース前のテーパリング>
いつもは、これまでの経験や情報から3週間前から走る量などを減らし始める。同時に睡眠時間も増えていくから、それなりにできていたつもりだったけれど、厳密な決め事は無かったから、「なんとなく大丈夫だろ」くらいの軽い気持ちで行っていた。
そこを、きちんと改める

<装備~ウェア~>
スタート前は肌寒かったが、走り始めたら湿気が多く蒸し暑く感じた。寒かったためにアームスリーブとベースレイヤーを着て臨んだのだけれど、途中ひどく暑く感じた。このストレスは中々のモノで、50キロ地点で脱いだ。寒いのが嫌いなのでこのような装備となったが、薄着で行くべきだった。

<装備~シューズ~>
シューズはいつもの「スポルティバ ヘリオスSR」。ただ、以前から使用しているため、ソールのスパイクが削れてしまっていた。なので、途中で滑ること。気を付けていたけれど、何回か転んでしまった。転ぶとテンション下がるし、妙に力んで、どこか変調をきたすしでろくなことがない。
そして、無数の水たまりや泥の中にシューズが入った結果、インソールがズレて途中で取り出すことになってしまった。もともと軽量シューズのため、ソールが薄く、インソールがないと石ころを踏んだ時に痛い‥。
インソールのずれが爪にも影響し、両足10枚中6枚死亡‥。ここ最近は爪が死ぬようなことはなかったのだけれど。
シューズはともかくインソールについてはちょっと見直したい。

<装備~ライト~>
ヘッドライトはペツルNAO+、ハンドライトはジェントスの閃。
ペツルの特徴だと思うのだけれど、ボヤッと広範囲に照らす。ボクはあまり視力が良くないので、単独だと見にくい。なのでピンポイントで閃を使うのだが、こちらも150ルーメンと今の自分にはいささか物足りない。
加齢で視力そのものだけでなく動体視力なども落ちているせいだろう(や~ね~)。
こちらも要検討。

<補給~水分~>
水分はいつも足りていない。今回水に溶かす電解質タブレットを使った。何度か使ったことはあったけれど、今回気分が悪くなった後は、口に合わなかった。これは別の候補があるのでそちらにシフトする。

※ボクだけかもしれないが、今回エイドで出された水があまりおいしくなかった。水道水だと思うけど‥。
一番おいしかったのは赤倉エイド手前、ゲレンデを下りる際に立ち寄った湧き水だった。

<補給~ジェル~>
いつもは、粉飴を水に溶いて500ml=約40キロ分として管理していた。おおむね大きな失敗は無かったし、管理も割と楽だった。
ところが、今回は各エイドにジェルがあるということで、それに頼り、普段持つジェルを減らし荷物を軽くする作戦に出た。定期的にジェルの摂取は行えていたが、ジェル1個当たりのカロリー数がボクの計算していた量の半分だったということが途中で判明(というか、〇井さんに102K地点で教えてもらった)。
つまり、ボクは半分のカロリー数で100Kを走ってきたということ。走ってこられたけれど、少ない摂取量がカラダに与える影響はゼロではないのかなと。
おまけに、飲みなれていない味だったので、気持ち悪くなったその後は摂取自体をやめてしまった。これだって、ダメだよな~。

<補給~コカ・コーラ
普段、レース中にコーラは飲まないことにしている。飲んでも最終盤に1~2杯程度。
カフェインが変調をきたす要因になるし、糖度が高いので血糖値の乱高下により、こちらも変調をきたす要因になる(ような気がする)から。
だけど、今回、不調な自分にショックを与えるという意味で、序盤からエイド毎に1~2杯を摂取した。
どうも、カラダはそれが気に入らなかったようで(当たり前か)、ボクが望むような変化を与えてくれなかった。むしろ、破滅への道を早めてしまった感じ。

<これから>
今回の失敗の最大の原因が疲労抜きの失敗にあるのは疑いない。
だからといって、これまでやってきたことのすべてが正解でもない。何が正解かは分からないけれど、もう一度「マフェトン理論」に基づく走り方を実践しようと思う。
以前にも、行っていたことはあったのだけれど、ごく限定的なモノだった。今度は徹底的に、ラン以外の生活面も含めて行ってみる。
ボクの性格やランニングに対する志向、加齢による衰え(や~ね~)などとマフェトン理論の内容がボクに合っているように感じる。
というわけで、これから心拍計を探します。(しばらく使っていなかったから、どっか行っちゃったな~)。